ユッカヌヒー(旧暦5月4日)の6月1日に行われる海神祭(ハーリー)を前に、東、中、西の各組ではハーリー船の点検などに余念がない。市内の漁港では各組の様子を見ようと地域住民や見物客が訪れ「頑張ってね」「今年こそ優勝だ」と声をかけ、海人たちの表情もいつも以上に引き締まり普段と違った熱気が漂っている。
各組のハーリー小屋では、海人たちが競漕(きょうそう)に使用する船を丹念に磨き、船底などの点検・補修に取り組む姿がみられた。
東一組の富川泰次委員長は「最近は上がりハーリーで勝てていないので、今年は優勝できるようにしたい。こぎ手の奮闘に期待している」と意気込みを語った。
ハーリーの本格的な練習は、25日から各地の漁港で始まる。