子どもたちが英語に触れ合う機会を増やそうと、沖縄本島を中心に英語教室のボランティア活動を行っている市内大川出身の野崎旬子さん(54)と、夫のマンリー・スローさん(65)が17日夕、石垣市子どもセンター(運道徹所長)で無料英語教室「キッズインターナショナル」を開いた。毎月開催予定。
教室は、野崎さんからの申し出を受け、開かれた。
この日は事前に予約した小学校低学年の児童13人が参加し、簡単な単語の発音や英語を使った数字の数え方、自己紹介の仕方などを学んだ。
専門学校の英会話講師や嘉手納基地内で勤務していた経験を持つ野崎さんは「生まれ育った島の子どもたちが少しでも英語に触れ、遊びの中で身につけてほしい。国際的な人材育成につなげたい」と期待した。
センターの山里世紀子副所長は「英語に慣れていない子どもが多いので英語が上達してほしい」と話した。
参加した徳島妃菜さん(6)は「初めて外国の人と会話できて楽しかった。数字の発音が勉強になった」と喜んだ。
新垣こはるさん(9)は「日本語でもすぐに通訳してくれるので分かりやすい。洋楽にも興味があるのでいろいろ勉強したい」と意欲をみせた。