八重山・台湾親善交流協会(石垣久雄会長)は4月30日から5月7日まで台湾を訪問、台湾歌舞団と調整し、石垣島公演を9月14日に市民会館で開催することを決めた。
同協会が昨年7月、パインや水牛が八重山に定着するきっかけをつくった台湾の人たちに感謝の気持ちを伝えようと、台湾・彰化県員林で公演「八重山の歌と踊り」を開催した。
今後は相互に交流しようと台湾側の公演が実現。台湾員林候慧鈴舞団(候慧鈴団長)が9月14日に2回公演を行う。高校生や大学生ら20~30人程度の出演を予定。石垣市側からも出演する。
また、台湾国立台頭高級商業職業学校(江銘鉦校長)の歌舞クラブも来年7月ごろの公演を計画しているという。祖父が名蔵に移住してパイン産業に関わったという江校長が積極的だという。
台湾では、国立台北教育大教授の揚孟哲氏が会長を務める台湾八重山親善交流協会結成準備委員会が6日に発足。新川出身で国立台湾大学周辺で飲食店を営む黒島真洋さんが事務局長に就いているという。
石垣会長は「台湾側の意気込みと石垣島への思いをひしひしと感じた。これにわれわれも応えなければならない。台湾との交流の用意ができつつあり、石垣市の派遣職員や台湾の交流協会結成準備委員会と連携を密にお互いの文化交流を推進したい。物と人の交流が活発になれば」と期待した。
石垣会長、王滝志龍副会長ら役員は14日、中山義隆市長を訪ね、調整事項を報告しながら、助成などの支援を求めた。中山市長も担当課に調整を指示するなど、協力する考えを示した。