県民を事件事故から守るため1992年から、県内各地で県警の広報活動を行っている県警のマスコット「シーサー君」が14日午前、初めて八重山署を訪れた。約1カ月間、市内の小学校を中心に登校中の児童の見守りや交通安全活動、八重山のゆるキャラを交えた「ご当地キャラ安全・安心を考えるサミット」への参加を予定している。
シーサー君は先月、ヤマネコマスコットキャラクター「まーや」がイリオモテヤマネコの事故防止を呼びかける姿を新聞で見て、「ネコ科の仲間が頑張っているので会いたい」ということで、今回の来島が実現した。
この日は、同署に施設見学で訪れた明石小学校の3、4年生5人と触れ合った。児童たちから「警察署でどんな仕事をしているの?」「普段は何しているの?」との質問に、シーサー君は「県警本部で安心・安全を呼びかけるための作戦を練り、イベントなどでPRしている」と答えた。
また、将来の夢について「副署長になりたい」と話し、集まった署員の笑いを誘った。
明石小4年の小形波蓮(ばれん)君は「(シーサー君は)背が高くてかわいかった。警察官は悪い人を逮捕するだけではなく、安全を守ってくれる。危険のない町をつくってほしい」と感想。
シーサー君は「八重山の子どもたちと仲良くなり、地域と協力して安心・安全な町づくりに協力したい」と話した。