八重山警察署(仲村智成署長)は独自の取り組みとして初めて9日から1カ月間を万引抑止月間と定め、スーパーやコンビニエンスストアへの立ち入りなどの防止策を強化している。初日の9日午後には、署員ややいまよくし隊、防犯協会員ら合わせて10人余りがメイクマン石垣店でパトロールを行い、来店者にチラシやLEDライトを配布して協力を呼びかけた。
同署によると、管内の万引の認知件数は、2012年が34件、13年が36件。今年は4月末までに9件が発生し、前年同期より3件少ないが、昨年は4—8月に増加したことから今回、初めて強化に乗り出した。
同署生活安全課の城間健安全なまちづくり推進係長によると、万引で検挙された年齢は中学生から高齢者と幅広く、食料品や衣類などを盗んでいたという。
城間係長は「万引は常習性が出てくる犯罪。店舗の管理者と協力しながら抑止していきたい」と述べた。