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新型コロナ 感染対策で連絡会議

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八重山圏域での医療体制について情報を共有する関係機関=6日午後、八重山合同庁舎

 新型コロナウイルス感染症に係る八重山圏域の関係機関を集めた連絡会議(八重山保健所主催)が6日、八重山合同庁舎であり、感染確認を想定した医療提供体制について情報を共有した。感染疑いがある人は、まず八重山保健所に連絡し、保健所が県立八重山病院での診察要否を判断する。同院の感染症病床数は3床のため、仮に患者が増加した場合は民間病院へ協力を仰ぎ、対応医療機関を拡大する必要もある。

 会議は冒頭のみ報道陣に公開された。

 保健所の参考資料によると、現時点で感染が疑われる患者の要件は▽37・5度以上の発熱と呼吸器症状▽発症前14日以内にウイルス流行地に渡航・居住した者、もしくはその者と濃厚接触した人ーなど。

 保健所は県の新型コロナウイルス感染症に係る医療提供案を基に発生期を4段階に分けて整理。未発生期~県内発生早期、県内感染期などに分類し、対応医療機関の拡大も視野に入れる。

 保健所がまとめた資料では、新型コロナウイルスの症状は発熱、せき、呼吸困難など。ウイルスの潜伏期間2~10日。感染力はSARSやMERSより高く、インフルエンザと同等か低い。治療薬、有効ワクチンはない。予防法は手洗い、手指アルコール消毒、マスク着用。目の粘膜から感染する恐れもあり、目を守ることも重要。

 疑いの要件を満たす人は、八重山病院で検体採取、保健所を介して県衛生環境研究所で検査。八重山だと結果判明まで2~3日かかる。高齢者や基礎疾患を持つ人は重症化するリスクがあると考えられている。

 森近省吾保健所長は「医療提供についてはしっかり体制を整えるため、関係機関で対策を講じていく。患者の要件を満たし疑いがある方は、保健所に電話で相談してほしい」と呼び掛けた。

 新型コロナに関する相談は八重山保健所(82—4891)。厚生労働省(03—3595—2285)。


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