５月８日は「ゴーヤーの日」。沖縄を代表する夏野菜のゴーヤ（ニガウリ）の消費拡大を目的に１９９７年に県とＪＡおきなわが「５（ゴ）」と「８（ヤ）」の語呂合わせで制定した▼「ゴーヤーの日」に合わせ、市内ではＪＡ「ゆらてぃく市場」でゴーヤ苗の無料配布や創作料理の試食会が行われたほか、市老人クラブ連合会は恒例の「ゴーヤ品評会」を開き、会員が自慢のゴーヤの出来栄えを競った▼ゴーヤは健康野菜。ビタミンＣを豊富に含み、その含有量はトマトの５倍。しかも熱に強く、加熱してもその成分はほとんど失われないという▼その特性を生かし、調理メニューも代表的なゴーヤチャンプルーにサラダ、天ぷら、ジュース、麺に練りこんだゴーヤ麺など最近は用途も幅広くなっている▼ニガウリの名が示す「苦味」で好き嫌いが分かれるところだが、県民のスタミナ源として県内はもとより、県外でもすっかり定着し、その存在はまさに全国区だ▼ゴーヤは、島内では20㌧以上が生産され、島内消費のほか県外にも出荷されているが、家庭菜園でも気軽に作れる野菜。ゴーヤカーテンとして、実の収穫と日よけを兼ねた一石二鳥の利用の仕方もある。ぜひ、各家庭で栽培に挑戦し、ゴーヤでこれから訪れる暑い夏を乗り切ってほしいものだ。（下野宏一）
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