児童生徒の登校時に通学路であいさつ運動を行うことで子どもの安全を見守る「石垣市シルバーモーニングサービス」の委嘱状交付式が7日午後、市役所庁議室であり、八重山地区安全なまちづくり推進協議会会長の中山義隆市長が市内の老人クラブ10団体・78人の代表に委嘱状と蛍光色の防犯帽子、ベストを手渡した。期間は7日から来年5月6日までの1年間。
この活動はちゅらさん運動の一環。2004年に登野城小学校校区で不審者による児童への声掛け事案が多発したことを受け、同年10月8日に同校区で発足、翌年3月には石垣小校区でも始まった。
石垣市老人クラブ連合会の石垣實勇会長は「子どもたちにあいさつする活動を続けて、逆に子どもたちから声を掛けられる。これが高齢者の喜びで励みになる。この島に生まれてよかったと思える子どもが増えるように、見守っていこう」と呼びかけた。
中山市長は「日常から地域の子どもたちを温かく見守っていただき、ありがたい。子どもたちの安心・安全を親はいつも気に掛けている。子どもたちの未来のために協力してほしい」と述べた。
八重山署の仲村智成署長と八重山地区防犯協会の平良栄一会長もあいさつした。
委嘱状を受けた団体は次の通り。
▽登野城小学校校区=登野城いやまし会、登野城老人クラブ若返り会、大川老人クラブ第一寿会、同第二寿会、同第三寿会
▽石垣小学校校区=新川老人クラブ第一若水会、同第三若水会
▽新川小学校校区=新川老人クラブ第二若水会
▽大浜小学校校区=大浜第三長寿会
▽宮良小学校校区=宮良老人クラブ寿会