「第24回石垣市健康福祉まつり」と「第33回障がい者週間市民のつどい」(同実行委員会主催)が1日、市健康福祉センターで行われた。市民の健康増進と地域福祉の充実を目的に各体験コーナーが設けられ、訪れた大勢の市民が自分の体のチェックや障がい者や高齢者の疑似体験をしたりし、健康福祉のまちづくりに理解を深めた。
会場には運動体験、健康チェック、健康相談各コーナー、ハンディキャップ、ボランティア体験、各団体の展示、福祉団体のバザーなどのコーナーが設けられたほか、講演会も開かれた。
10分間エアロバイクをこぎ体力を測定した荻堂健太郎さん(37)は、7段階評価の「3」と判定され「もっと上だと思っていたのでショック。来月、石垣島マラソン大会の23㌔に出場するので運動して体重を落としたい」と話した。
血管年齢をチェックするコーナーは、順番待ちの状態になる人気。スタッフは「去年より多くなり関心が高まっている。これを特定検診の受診率アップにつなげたい」と話した。
初めて開催された障がい者による美術展は80点の力作がずらり。来場した子どもたちから「すごい」と驚嘆の声が上がった。
障がい者週間市民のつどいでは、各障がい者団体が活動を紹介。車いすダンスでは、来場者も一緒に踊った。応援に訪れたNPO法人日本車いすダンススポーツ連盟沖縄県支局の久保志津子支局長は「楽しくダンスをしながらリハビリができる。手を上げられるようになったり、姿勢がよくなるので参加してほしい」と呼びかけた。
講演会では「沖縄の発酵と長寿食」「漢方で健康づくり」「命かがやけ、手探り介護から地域おこしへ」をテーマに、稲垣伸弥氏(発酵料理人)、貝沼茂三郎氏(九州大学病院医師)、前泊博美氏(NPO法人いけま福祉支援センター理事長)がそれぞれ話した。