ハーブに関する講演やハーブの即売、料理レシピコンテストなどを行う「全国ハーブサミット・ハーブフェスティバル」が来年2月、石垣島で開催される見通しとなった。23日午後、市役所で開かれた第1回実行委員会(会長・中山義隆市長)が方向性を確認したもので、実行委ワーキングチーム長を務める嵩西洋子・民間非営利団体(NPO)ジャパンハーブソサエティ八重山支部長は「ハーブの活用を地域産業や経済効果につなげるためにも、このイベントを成功させましょう」と呼びかけた。
同サミット・フェスは年1回開かれ、開催地の自治体が主催する。昨年は南城市で開かれ、石垣市は同市から開催の引き継ぎを受けて準備を進めていた。市では県の一括交付金や特用作物生産振興対策事業を活用することにしている。
実行委員会は、八重山3市町や県、JAおきなわの職員ら18人で構成。この日の実行委員会では来年2月6日から3日間開催する方向で調整していくことを決め、今後、正式な開催日を決めた後、発表する。
同サミット・フェスでは、全国の学識経験者がハーブに関する講演会やプレゼンテーションを予定。ハーブの即売会や料理レシピコンテストなどの催しも検討している。
イベントの内容については、50人の有識者で構成するワーキングチームが具体化に向けた作業を進める。また、実行委に部会を設置し、全国からサミットに参加するツアーの準備や宿泊施設の受け入れ、プレイベントの検討などを行う。
また、9月をめどに第2回実行委員会を開く予定。
第1回実行委員会で中山市長は「サミットの開催で新たな産業を掘り起こし、町おこしにつなげたい」と述べた。