石垣島で4年連続となる千葉ロッテマリーンズと台湾プロ球団のラミゴ・モンキーズとの「アジアゲートウェイ交流戦PowerSeries2019in石垣島」が9日午後、石垣市中央運動公園野球場で開催され、島内外から野球ファンら観客3600人(主催者発表)が詰め掛けた。
試合は、安田尚憲や平沢大河ら6選手の本塁打6本などでロッテが22ー0で大勝した。
試合開始前の始球式は、石垣ロッテファンクラブの1SHIGAKI26会員で少年アカハチの東盛天翔君(大浜小5年)と、ラミゴファンの陳冠華さんが行った。ミス八重山星の砂の仲道英理さんと南十字星の浦内栞さんが、ロッテの井上晴哉選手とラミゴの梁家榮選手に花束を贈呈した。
交流戦最終日は10日、午後1時から同球場で試合開始。試合後は両球団選手によるサイン会が予定されている。
■選手の一投一打に歓声 華やかに応援合戦
千葉ロッテマリーンズと台湾プロ球団のラミゴ・モンキーズの交流試合「アジアゲートウェイ交流戦Power Series2019in石垣島」では、石垣市民や島外から来たロッテファン、応援ツアーとして台湾から来島したラミゴファンなどが観客席に詰めかけ、選手の一投一打に歓声を上げた。
会場の石垣市中央運動公園の駐車場は、試合開始前にすでに満車状態。場内では八重山そばやヤギ汁などの郷土料理や定番メニューを提供する出店が並び、観客は飲食物を手に観客席へ向かった。
ロッテ応援席では、郡内の家族連れや島外から駆け付けたロッテファンが入り交じり、コールなどでロッテを応援。千葉県木更津市から来たロッテファンの堂端雅志さん(28)は最前列で母の鏡子さん(71)と試合を満喫。「ロッテを歓迎する旗や立て看板などがたくさんあって驚いた。地元民としてとてもうれしい」と石垣の歓迎ムードを喜んだ。
ラミゴ側では応援ツアーの客78人や、ラミゴのチアガール「ラミガールズ」らが熱い掛け声とダンスで選手を応援した。初めてツアーに参加したという蔡佳宏さん(30)は「設備も気候も良く、キャンプ地にふさわしい」と話し、毎年東京から同交流試合の応援に来ている蔡彰霖(ツァイチャンリン)さん(37)は「石垣キャンプはグラウンドと観客席の距離が近いところがいい」と笑顔だった。
八重山商工高校観光コースの2、3年生9人は通訳ボランティアとして活躍した。