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岡部君(石垣第二2年)県知事賞に輝く

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パネルに展示された研究ポスターと実験用ロケットの前で県知事賞を喜ぶ岡部壮良君=9日午前、「ANA ARENA 浦添」

 【浦添】「集まれ未来の科学者たち」をテーマに県内の小中高校、アメリカンスクールの子どもたちの研究成果を発表する第41回沖縄青少年科学作品展(沖縄電力主催)が9日、「ANA ARENA 浦添」で2日間の日程で始まり、物理、化学、生物、地学、産業の分野から108点の入賞作品が展示された。初日の表彰式では、石垣第二中学校の岡部壮良君(2年)が最高賞となる県知事賞に見事輝いたほか、佳作と入選に八重山からそれぞれ3作品が選ばれた。県知事賞の岡部君は、会場内特設舞台の巨大スクリーンを使って研究の成果を発表した。八重山からの県知事賞の受賞は今回で3年連続。

 岡部君の研究「モデルロケット打ち上げ実験 その2」は昨年、同作品展で佳作の継続研究。今年は「正しい重心位置と最適なフィンの形を見つけよう」というテーマを設け、高い飛行高度と安定した飛行姿勢のロケットの開発に取り組んだ。

 実験では50回以上ロケットを打ち上げた。性能が上がるにつれロケットの速度は時速140㌔以上に達し目視での計測が困難になり今回から三軸加速・気圧センサーを搭載。より正確なデータ収集に努め、ロケットの最適な重心やフィンの形状を突き止めた。

 今後は、機体の大型化を図り、模擬人工衛星の搭載を計画する。

 岡部君は「来年は集大成としてカメラや気圧計、温度計などを積んだ模擬衛星を打ち上げたい」と話した。

 県知事賞以外の入賞・入選者は次の通り。

 【佳作】

 ▽「石垣島の河川の水質とそこに生息する生物調査Since2014~河川環境の変化を分析し水環境の保全と活用を考える~」=野里実優、富川裕二朗、丸山葵(以上、崎枝中3年)、立津琉人、野里慎、國仲賢杜(以上、同2年)、富川翔三郎(同1年)、仲村速斗(石垣第二中3年)、大江みちる(同2年)

 ▽「石垣島のムカデミノウミウシの研究」=大濵珠希、大浜朋笑、仲田蒼史(以上、八重高1年)

 ▽「石垣島アンパルのキバウミニナの研究」=田渕鈴夏(八重高1年)

 【入選】

 ▽「水中における光発電の謎を追究する」=知花耕太郎、大前風土、宮城風花(以上八重高2年)

 ▽「フルスト原遺跡と明和の大津波の関係」=譜久村笑奈、竹本佳奈、吉田愛香(以上、八重高3年)

 ▽「津波石~大浜海岸の津波石分布調査~」=松川快斗、新盛之拡、山城良太(以上、八重高3年)


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