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住民投票実施の可能性探る

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与党議員(左側)との面談に臨む住民投票を求める会のメンバーら=7日午後、議員協議会室

 1万4263筆の署名で請求された平得大俣への陸上自衛隊配備計画の賛否を問う住民投票条例案が1日の石垣市議会(平良秀之議長)で与党の多数で否決されたことを受け、住民投票を求める会の金城龍太郎代表ら20代のメンバーは7日、議員協議会室で与野党の議員と相次いで面談、「どうすれば住民投票が実施できるのか」と質問するなど意見交換を行った。面談後、金城代表は「否決されても1万4000筆の思いは変わることなく残っている。実現に向け双方と話し合いをしていきたい」と述べ、条例可決の可能性を探っていく考えを明らかにした。

 面談は冒頭のみ公開され、金城代表は「求める会には署名の思いを形にする責任があった。議会に託したが、市民の思いに沿えない結果となった。求める会としては市民にも詳細な経緯を説明する責任がある。人生では思い通りにいかないこともあるが、その結果を分析して次につなげたい。謙虚に話を聞きたい」と語った。

 この後、与野党それぞれに▽否決に至った経緯▽どうすれば住民投票が実施できるか—など約10項目の質問を行った。

 求める会によると、与党は「野党が採決に持ち込んだ」「審議の仕方が問題」「投票の時期を逸している」「市長選や市議選で一定の民意が出ている」などと説明、住民投票の実施には「過半数をとればできる」と回答した。

 野党は「着工前の実施、県民投票との同日実施、高校生3年生の参加を軸に条例案を通そうと思ったが、可決の確証が得られないまま採決になった。共有認識がなかった」などと答えた。

 金城代表は「住民発議の署名に向き合い、政治的な駆け引きや与野党の膠着(こうちゃく)を取っ払い、割り切って話し合いをしてほしい。求める会としては否決の経緯を共有し、実施の可能性を探っていきたい。最後まで責任を果たしたい」と述べた。

 面談には与党から砥板芳行、我喜屋隆次、東内原とも子、長山家康、米盛初恵、石川勇作、後上里厚司、の7氏、野党からは宮良操、長浜信夫、井上美智子、花谷史郎、新垣重雄、内原英聡の6氏がそれぞれ出席した。


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