「だれでも・どこでも・学び遊び~学びは人生を楽しくする~」をテーマに「第17回石垣市生涯学習フェスティバル」(市教育委員会主催)が3日、市民会館中ホールで開かれ、生涯学習に取り組む市内の20団体が舞台や展示、体験コーナーを通して、日ごろ楽しんでいる学習の成果を披露した。また、市自治公民館連絡協議会(砂川長紀会長)と石教委の昨年度社会教育学級合同閉級式も行われ、6団体176人が同学級を修了した。
同フェスティバルは、生涯学習に取り組む市内の団体に成果発表の場を提供するとともに、生涯学習に対する市民の興味関心を呼び起こす狙いで開かれている。昨年度、社会教育学級を初利用し、離島小学校などでプログラミング教室を開いた八重山商工高校「TECH!for ISHIGAKI」の生徒らは、体験コーナーで、簡単な計算や音楽作製ができるプログラミングの作り方を来場者らに教えた。
舞台の部では11団体が、フラダンスや社交ダンス、オカリナ演奏、詩吟、合唱などを披露。展示の部では12団体が、日ごろの活動を記録したパネルや作品などを並べ、それぞれの活動の醍醐味(だいごみ)を来場者へ伝えた。
石教委の石垣安志教育長は「今後ともさまざまな学習に参加し自己研さんに励んでほしい」と激励した。
公民館連絡協議会は昨年度初めて社会教育学級を主催し、宮良老人クラブ寿会(宮良實佳会長)の笑いヨガ教室や、認知症予防教室などの取り組みを支援。このほか、▽大川婦人会あやぱに▽登野城いやまし会▽じんぶんナイトカフェOKAWA▽八重山商工高校「TECH!for ISHIGAKI」▽石老ク健康体操民踊クラブ—の5団体が、石教委いきいき学び課の市社会教育学級支援制度を活用し、地域学習や健康づくりに励んだ。