▽…八重山、黒島両家畜市場で2018年中に取り引きされた子牛の平均価格はそれぞれ60万円台後半となった。前年の70万円台を割り込んだが、繁殖農家は「それでも良いセリ値」と満足している。一方、肥育農家にとっては子牛のセリ値の高止まりは頭の痛いところ。共存共栄できる価格がベストだが、需要と供給で決まるのが相場。さてことしはどうなるか。
▽…年末年始のUターンラッシュもピークを過ぎ、多くの郡内出身者が大学や専門学校、職場などそれぞれのフィールドへ戻って行った。久しぶりの古里でくつろぎ、2019年を戦い抜くための十分な英気を養うことはできただろうか。成人式を終えた新成人らは特に晴れやかな表情で旅立った。来年もまたいい顔で戻って来てほしい。
▽…毎年恒例の池坊琉櫻会八重山支所の初生けがあり、31人が参加した。高校生活最後の初生けに参加した国府方花梨さんは、生け花の魅力について「イライラしている時に花を見たり生けたりすることで癒やされる」と語る。花と向き合うことで心を落ち着かせる効果は高いようだ。近年、同支所には子どもの会員も増加。世代を超え伝統芸術に注目が集まっている。