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飛躍誓い新たな門出 石垣市成人式

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晴れ着に身を包み、友人らと喜びを分かち合う新成人ら=4日午後、石垣市民会館大ホール

 正月帰省に合わせた、一足早い石垣市主催の成人式が4日午後、石垣市民会館大ホールで開かれ、家族や親戚、知人らが着物やスーツなど晴れ着に身を包んだ成人者465人の新たな人生の門出を祝福した。会場で成人者は思い出話に花を咲かせ、旧交を温めるとともに、互いに今後の飛躍を誓い合った。ことしの郡内成人者数は約560人。

 新成人を代表して新村駿さんが「今まで育ててくれた家族や両親、先生方、地域への1番の恩返しは一人一人が強く優しい立派な大人になること。社会の一員としての自覚と責任、自信を持って一歩一歩、歩んでいく」、宮良ひかりさんが「周りと比べず本当に自分がしたいことを考え、人生をつくっていくことが本当の自立であり、大人になること。石垣市で生まれ育った誇り、成人としての決意を胸に、今後の人生を歩いていく」と誓った。

 中山義隆市長は「どこにいても島を忘れることなく誇りとし、市の活性化に寄与する人材になれるよう、若い力を発揮していただきたい」と式辞。石垣市議会の平良秀之議長が祝辞を述べた。

 新成人が市民憲章を唱和したほか、いしがき少年少女合唱団が石垣市歌と「島人ぬ宝」を歌った。

 第2部のアトラクションは石垣市青年団協議会(大底翔会長)が進行し、同協議会と3高校郷土芸能部の卒業生による「鷲ぬ鳥節」で幕開け。同協議会のユーモアあふれる「満月太鼓囃子」のほか、地元バンド「R.S.B」と歌手のリカ・トゥモールさんがパワフルな歌声と演奏で「おいでおいでおいで」など4曲を披露し、成人者を後押しした。

 小学6年から中学3年まで石垣市で過ごし、現在は筑波大学で図書館情報学などを学んでいる船越大輝さん(20)=南風原町出身=は「あっという間の20年だった。将来はシステム構築系の職業に就き、ゆくゆくはフリーランスで会社を立ち上げて石垣で仕事ができたら」、琉球大学で地域振興を勉強している根間友紀乃さん(同)=真栄里出身=は「20歳になったことを実感した式だった。地域振興に興味があり、公務員を目指している。いずれは八重山に戻って貢献したい」とそれぞれ抱負を語った。

 竹富町は2日と3日、与那国町は4日に成人式が行われ、それぞれ46人、21人が大人の仲間入りを果たした。


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