【西表】2018年度年末年始の交通安全県民運動の竹富町出発式(竹富町主催)が21日午前、仲間港で行われ、イリオモテヤマネコを含む動物の交通事故防止や飲酒運転根絶などを呼び掛けた。県民運動は21日~2019年1月4日まで。期間中、町内では交通安全に関する旗を掲げ、関係者が巡回パトロールなどを行う。
港のターミナルピロティには、八重山署、竹富町交通安全母の会、各地区の消防分団、地元企業などから約60人が参加。主催者を代表して前鹿川健一副町長(西大舛髙旬町長代理)は「イリオモテヤマネコの事故が過去最悪の9件と憂慮すべき事態。観光客や住民一人一人のマナーへの配慮をお願いしたい」とあいさつした。
与那嶺一文署長、八重山地区交通安全協会西表支部の玉盛雅治支部長が来賓あいさつ。20日時点、町内で交通死亡事故ゼロを3784日間継続していることが報告された。
母の会会員の新洋子さんが飲酒運転四(し)ない運動スローガンを訴え、同協会西表支部の三盛克美支部長が▽法定速度の厳守▽飲酒運転を絶対にしない▽子どもや高齢者の交通弱者に対し優しい運転をする▽イリオモテヤマネコを含む動物たちに配慮した運転—への決意を力強く表明した。
この後、白バイや車で大原地区から白浜地区まで交通安全パトロールを行った。