石垣島製糖(加納成浩社長)は15日、今期操業を終えた。今期の原料生産量は当初予定の6万4876㌧を6600㌧上回る7万1482㌧となり、3年ぶりに7万㌧を突破した。
甘しゃ糖度は14.69度(前期14.55度)と前期を0.14度上回った。農家が支払いを受けた原料代金は1㌧当たり平均5636円(同5445円)。全体で4億291万円で前期を3337万円下回った。
今期は1月8日から98日間操業。
収穫面積1306㌶(前期比13㌶減)、10㌃当たりの単位収量は5474㌔(前期5145㌔)。
1日当たりの産糖量は92㌧(前期97㌧)。砂糖歩留まりは速報値で11.70%(前期12.43%)でいずれも前期を下回った。
収穫体系は、機械刈り67.0%で前期比8.1%増、無脱葉原料27.5%で同6.4%減、手刈り原料5.5%で同1.7%減となった。
加納社長は16日午後、同社会議室で開かれた操業終了式であいさつし、「今期は当初計画よりも10%増のありがたい誤算だった。最終歩留まりはまだ確定していないが、収穫が増えた分、製品も増えたことは確実。今後も効率的に肥培管理をして単位収量アップにつなげてもらいたい」と述べた。