八重山署(与那嶺一文署長)は11月16日で交通死亡事故ゼロ3年間を達成した。県内で2署目、同署では初。3年連続、管内の交通死亡事故ゼロ1年を達成したとして、沖縄県警本部(筒井洋樹本部長)から19日夕、表彰を受けた。与那嶺署長は「人口も入域観光客も増えるなか、3年間達成は地域のボランティアとの連携なしにはできない」と地域の協力に深く感謝し「今後もさらに継続を目指したい」と交通安全促進への決意を新たにした。ゼロ期間は2015年11月17日~18年11月16日までの3年間、現在、ゼロ期間を更新している。
同署は交通事故を防止するため▽交通事故発生状況を細かく分析した「交通白書八重山版」を作成し関係団体へ配布▽白バイを活用した路地裏パトロールや二輪車安全講習▽交通安全を呼び掛けるピンバッジやコースターの作成▽飲酒運転根絶川柳大会の実施—など独自の取り組みも行っている。
同署の死亡事故ゼロ1年間達成は▽2000年8月10日までの約1年3カ月▽13年2月11日までの約1年5カ月▽15年6月17日までの約1年1カ月▽15年11月17日~17年11月16日—に続き6回目。死亡事故は事故発生から24時間以内の死亡をカウントしている。
同日夕、同署署長室で行われた表彰式で同本部の小禄重信交通部長が与那嶺署長に盾を伝達。県交通安全協会連合会や県警察官の友の会八重山地区支部など関係団体代表も同席し、死亡事故ゼロ3年達成を祝った。