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城間、浅野さんに大賞

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「第2回STOP!!飲酒運転・路上寝川柳大会」の受賞者ら=18日夕、八重山署署長室

 地域住民が飲酒運転や路上寝への思いを川柳にすることで、地域ぐるみで二つの根絶を目指そうという取り組み「第2回STOP!!飲酒運転・路上寝川柳大会」(八重山警察署、八重山地区交通安全協会主催)は審査の結果、飲酒運転根絶部門で城間和也さん(33)=登野城=の「ばすきなよ~(忘れないで) あなたが握る 家族の未来」、路上寝防止部門で浅野史也さん(31)=石垣=の「冷たいね 寝転ぶ道より 周りの目」がそれぞれ大賞に輝いた。

 同大会には郡内の5~85歳まで幅広い市民から475点の応募があり、各部門大賞1点、優秀賞2点が選ばれた。受賞作品は郡内の泡盛酒造所9カ所と石垣島地ビールの酒瓶ラベルに記載されるほか、同協会が元旦に届くよう郡内の各世帯に送ったはがき「年賀タウン」に掲載されるなど、啓発活動に活用される。

 表彰式が18日夕、同署で行われ、与那嶺一文署長が入賞者らに賞状を手渡した。八重山自動車学校職員で5人家族の長でもある城間さんは「安全運転の教育者としても、一家の大黒柱としても、飲酒運転根絶を広めたいという気持ちを込めて作った。一人でも多くの人に見てほしい」と受賞を喜んだ。

 酔いが回った状態で試しに地面で座ってみた時の実体験をもとに川柳を作ったという浅野さんは「自分だけじゃなく、周囲も一緒に楽しめるようなお酒の飲み方をしてほしい」と節度を保った飲酒を呼び掛けた。

 与那嶺署長は「皆さんの素晴らしい作品を活用して、毎日のように飲酒運転検挙、路上寝の通報がある現状を変えていきたい」と応募に感謝した。

 ことしの管内の飲酒運転検挙数は17日時点で116件で、前年を34件上回る。路上寝の通報件数は10月末時点495件(前年比85件減)。人口1000人あたり8・9人で、県内14署の中で3番目に多い。

 大賞以外の受賞者は次の通り。

 【優秀賞】

 〈飲酒運転根絶部門〉

 ▽辻野愛瑠(大浜中2年)「八重山(やいま)から 飲酒運転 0(ゼロ)発信!」▽玉城木代子(石垣市)「酔いが覚め 家に帰れば 妻が冷め」

 〈路上寝防止部門〉

 ▽柘植知沙(小浜小5年)「やめようよ 路上寝込みは 命取り」▽呉屋政亮(石垣市)「見たくない 頼れる父の 路上寝姿」


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