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県民投票 管理費を全会一致可決

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県民投票管理費を含む一般会計補正予算案に異議なしと全会一致で可決する議員(正面)=14日午前、議場

 12月定例竹富町議会(新田長男議長)は14日、最終本会議で、「名護市辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票」の県民投票管理費543万6000円などを追加する一般会計補正予算案を全会一致で可決した。「県民投票をやる意味はあるのか」と同管理費に反発する意見はあったが、補正予算の反対までには至らなかった。

 討論で公明の三盛克美氏は、投票が賛成・反対の2択になっていることについて「やむを得ず賛成、どちらともいえないという意見もある。賛成反対のどちらともいえない人は置き去りになる。県民、町民の思いは複雑だ。県民投票をやらないという市町村があるなかで、実施する意味はあるのか」と疑問を呈したが、「今回の補正予算の内容は全て町民の福祉向上に直結しているものばかりなので賛成したい」として原案可決に応じた。

 補正予算は総額71億5670万円。波照間小学校校舎改築工事請負契約額の一部変更で837万円が増額されていることについて大久研一氏が「契約内容の変更について、あらかじめ想定できるものは契約書の中に明記してもらいたい」と強く要望した。

 このほか可決された議案は、黒島家畜市場の設置・管理運営に関する条例など11件。同市場は2006年度末、当時の県農業開発公社から町に無償譲渡された。


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