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磯辺に子どもの居場所 ホッと!ステーション

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「いそべ子どもホッと!ステーション」の開所式に出席した関係者ら=11日午後、磯辺団地自治集会場

 放課後から家庭へのつなぎの場として、子どもたちが安心・安全に過ごせる子どもの居場所「いそべ子どもホッと!ステーション」(長浜末子施設管理責任者)が磯辺団地自治集会場に開設され、11日午後、同集会場で開所式が開かれた。大川、登野城、真喜良に続いて市内4カ所目。いそべでは、主に家庭学習の定着化を図る学習支援と、遊びを通した心身の健康向上を図る支援を行うとともに、地域住民との交流の場として開かれた「地域の子育て支援」の拠点を目指す。

 市によると、2017年12月に行った「子どもの居場所ニーズ調査」で大浜地区は、登野城と新川に次いで3番目に設置ニーズが高く、学びの支援を求める回答が6割を占めたことを受け、いそべでは、主に3年生までの小学校低学年や一人親世帯の児童などを対象に、家庭学習と遊びの支援を中心に行う。

 磯辺団地自治会前会長で現役員の桃原伸也さん(38)によると、同団地には現在72世帯が住み、子どもは約60人いるという。

 16年7月に開設した大川の同ステーションを運営する㈱ゆにばいしがき(津嘉山航代表取締役)が、いそべの運営も担う。

 開所式で津嘉山代表取締役は「子どもがしっかりと生活リズムを整えて学び、家族と向き合う環境になれば。団地の皆さんや周辺の子どもたちも一緒になって、支えていきたい」と意欲。桃原さんは「未来の子どもたちのために何ができるのかがモットーで、開所を迎えられたことをうれしく思う。一緒に連携しながら、子どもたちのために一生懸命頑張っていきたい」と話した。

 中山義隆市長は「子どもたちにとって健やかに生きる力を育む居場所として、さらに地域を挙げた取り組みとして発展することを祈念したい」とあいさつした。

 いそべとまきらは来年度から、補助金を活用して運営の一部に地域住民を加え、子育て支援に重きを置く地域主体の居場所も目指していく。

 開館日は月曜日と水曜日の午後2~6時。長期休暇も同様。祝日や年末年始などは休館。申し込みは随時受け付けており、定員30人に達し次第終了する。市こども家庭課によると、11日時点で4人が申し込んでいる。利用料は無料。利用期間は来年3月31日まで。問い合わせは同課(87ー0771)。


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