第44回八重山毎日駅伝競走大会(八重山毎日新聞社主催・八重山郡陸上競技協会主管)が2日、石垣市中央運動公園陸上競技場を発着点に石垣島を東回りに1周する前半9区間39・1㌔、後半7区間37・6㌔、計16区間76・7㌔のコースで行われ、前半3位、後半1位の与那国が4時間46分03秒で大会2連覇、通算13回目の優勝を果たした。2位は波照間、3位は新栄町が入った。前半は川平が2時間27分36秒で初優勝。躍進賞は昨年の記録を21分56秒上回った小浜が獲得。最優秀選手は男子が川平の喜屋武海周、女子は小浜の岡田茉利那が選ばれた。
レースは序盤から各チームが地域の誇りを懸けてしのぎを削った。
1区、西表の石田うみが区間賞の走りでトップでタスキを渡すも、中学女子の2区で小浜の石垣妃菜があっという間に抜き去りリードを広げた。しかし、3区で前半2位の新栄町の富樫研一が差を詰めてトップでタスキを渡したが、4区で小浜の岡田茉里那が大浜の三村芽生との争いを制してトップに躍り出た。
ところが8区、後方から川平の喜屋武海周が区間新の勢いで追い上げ、一気にトップへ。チームに前半初優勝をもたらした。
後半は、与那国が昨年王者の実力を発揮。10区でエース村松稔が区間賞で首位に立つと、14区では脇園誠が2年連続の区間記録更新で独走態勢。最終16区は波照間の田島光が激しい追い上げを見せ、与那国の三ツ岩森之を抜き去りゴールしたが、6分59秒及ばなかった。
この日の天気は曇り。最高気温は25・8度まで上がり、午後は小雨もぱらつくなど駅伝日和の一日となった。
上位の結果は次の通り。
【総合】
①与那国4時間46分03秒②波照間4時間53分02秒③新栄町4時間53分11秒
【前半】
①川平2時間27分36秒②西表2時間28分34秒③与那国2時間29分13秒
【後半】
①与那国2時間16分50秒②小浜2時間21分37秒③新栄町2時間22分04秒