2018年度第1回石垣市立学校給食センター調理業務等委託検証委員会(崎山用育委員長、委員10人)が27日午後、同センターで開かれ、昨年度に続き12月に児童生徒や保護者らを対象にアンケートを実施することを決めた。アンケートは来年1月上旬にかけて集計し、同月中旬に開催予定の第2回検証委で結果を検討、審議する。
同センターは昨年8月から調理や配送など一部業務を民間に委託。アンケートは給食に関する意見や実情をまとめて評価・検証の基礎資料とし、安心安全な学校給食のさらなる充実に生かす。
対象は、給食センター受配校のうち各小学3年から6年の各1クラスと、中学1年から3年の各1クラスの児童生徒、小中学校の保護者(各受配校約10人程度)、受配校の全教職員、受託会社と社員で、約2000人を予定。期間は来月3日から21日までの3週間。
昨年度は委託直後の調査だったため、委託前と後の比較がメーンだったが、今年度の調査について同センターの成底広敏所長は「全体的に幅広く給食について意見を聞きたい」と話した。
この日は▽児童生徒▽保護者▽教職員▽受託会社▽受託会社社員—のアンケート用紙5種類について委員が意見を交換。児童生徒対象のアンケートでは「給食は好きか」との設問に対して委員から「漠然と聞かれても具体的に何を聞きたいのかが分からない。『給食の“時間”は好きか』といった限定的な質問にしてはどうか」との意見が上がった。
議事に先立ち、石垣安志教育長が「学校やPTA、専門の立場から忌憚(きたん)のない意見を出し合い、今後の給食受給について話し合っていただきたい」とあいさつし、新任委員2人に委嘱状を交付した。