海は危ないので行くなと幼少時から言われ続けてきたので、自慢じゃないが泳げない。そんな島の大人は多い▼それだけに人工ビーチができたら泳ぎの練習をしたいともくろんでいた市民は、南ぬ浜町ビーチが開所以来、3月の海開きも済んでいるのに開場が7月で9月には閉場という不可解な運営に不満たらたら▼しかも、あれだけの砂場、原っぱがあるのに遊泳以外は使用不可。シュノーケルも禁止とあって期間中の水泳客は数えられるほど▼通年開放では立派なトイレ、シャワーが汚されて困るという理由での利用規制ならもってのほか。管理が心配ならトイレも有料にしシャワーは値上げすればいい▼砂場や原っぱは、各種遊びやトレーニングに使える。特に砂遊びは最適。足腰を鍛えるための砂浜ランニングもいい。周りに気を付ければボール遊びも。風の通りも良くたこ揚げにも向く。そういえば、これまで新春凧あげ大会が行われていた隣の広場は現在、工事中だ。もし来春そこが使えない場合は、駐車場のある人工ビーチも有力候補だ▼えっ! 海が危ないからダメ? 策はある。ビーチ整備が公的基準を満たしているなら役所は臆せず看板を立てよ。遊泳は5月から11月。事故は遊ぶ人の責任。クラゲ注意。砂掘り積み遊びは元どおりに。ごみ持ち帰り。(仲間清隆)
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