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修学旅行生が海保業務学ぶ 大阪市の昇陽高校

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石垣海上保安部の最新大型巡視船「いらぶ」を見学する昇陽高校の2年生ら=14日午前、同船上

 石垣海上保安部(花井宏泰部長)と第11管区海上保安本部石垣航空基地(植野明基地長)は14日午前、修学旅行で石垣島を訪れている昇陽高校(竹下健治校長)=大阪市=の2年生64人を対象に、最新大型巡視船「いらぶ」や基地の見学、業務講話などを実施した。

 ことし6月に一般社団法人八重山ビジターズビューロー(会長・中山義隆石垣市長、YVB)と、八重山教育旅行誘致委員会(親盛一功委員長)の四者で締結した「八重山諸島における教育旅行の受け入れに関する協定書」に基づくもので、締結後初めて。

 同日は来島中の同校2年生220人のうち、公務員チャレンジコース、特進コース、看護・医療系進学コースの64人が参加。海上での救助や警備などの現場映像を交えた講話や、設備見学を通して海保組織の業務を学び、進路選択の参考とした。

 山田千太郎君(17)=公務員チャレンジコース=は「中国の漁船から海を守ったり人を救助したり、とても大変な仕事だと感じた。僕は警察が第一志望進路だが、治安を守る仕事という意味では、海も陸も同じだと思った」と話した。

 YVBの濵田智佳子事務局長は「生徒のニーズの細分化に応え、多様な選択肢を提示できる形の修学旅行が増えてきている。海保の施設見学や業務講話も、八重山の修学旅行の魅力の一つとして定着させたい」と話した。


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