▽…地区中学校総合文化祭の舞台の部は、創作ダンスや郷土芸能、合唱、吹奏楽など多彩な演目が次々と繰り広げられた。波照間中は、さまざまな色のライトスティックを持ったダンスで暗闇を彩り、名蔵中は勇壮な創作エイサー、石垣中吹奏楽部は洗練された演奏で会場を沸かせた。中学生らの若々しいパワーと努力の跡に心を打たれ、思わずほろり。一生懸命な姿は、人々の心を打つ。
▽…障がいのある人もない人も一緒に暮らしやすい社会について考えるイベントが行われた。参加した障がい者に話しを聞くと、市内路線バスのノンステップ化は県内でもトップクラスだという。一方で「バスで目的地に到着しても、商業施設内のバリアフリーは弱い」と指摘する声も。今後、新規オープンを控える企業は今以上に障がい者に優しい店舗設計が求められる。
▽…沖縄県メモリアル整備協会の終活セミナーが石垣で初めて開かれ、20人余の市民が人生の終わりに向けてやるべき事を考える機会とした。講師の東恩納寛寿さんいわく「終活は元気なうちにやるべきだ。病気になってからだと大変だし気持ちも暗くなる」。確かに。死に関する話題は気が引けるものだが、互いが元気なうちに意思確認を済ませておきたい。