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秋季火災予防運動始まる

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2018年秋季火災予防運動が始まった。火災予防を呼び掛ける幼年消防クラブのみやら保育園園児ら=9日午前、ユーグレナモール

 火災が発生しやすい冬場を前に火災予防思想の普及をはかる「2018年秋季火災予防運動」が9日、「忘れてない?サイフにスマホに火の確認」をスローガンに全国一斉にスタートした。15日までの運動期間中、石垣市では石垣市消防本部(宇根規光消防長)が宿泊施設の防火設備を点検するほか、保育園での防火指導、広報パトロールなどを実施する。同本部によると9日現在、市内の火災発生は12件で、損害額は約1729万円。昨年は年間で20件、約2928万円の損害があった。

 ことしの火災を場所別に見ると、田畑などの「その他」が5件。建物が4件、車両1件、船舶1件、林野1件。例年、火入れやチリ焼きなどにより田畑が延焼するケースが多く、同本部予防課は「風の強い日の火入れは避けて。火入れをする時は最後までしっかり監督を」と管理徹底を呼び掛けている。

 出火原因は▽ガスコンロの使用中に目を離した▽電気トースターの加熱し過ぎ▽火入れの延焼▽車両配線のショート—などさまざま。同部予防課は「年末に向けて慌ただしくなるが、寝たばこはしない、火元の確認など予防を徹底してほしい」と呼び掛けている。

 9日午前、同本部の敷地で出発式(同本部主催)が行われ、宇根消防長は「火災の発生しやすい時期を前に、火の用心を強く呼び掛け、発生件数や被害の軽減を目指したい」、県消防協会八重山地区支会の﨑山守洋支会長は「火災予防体制の一層の強化、消防体制の充実強化が求められる」とあいさつ。式後、幼年消防クラブのみやら保育園(宮良實守園長)の4、5歳児27人が、ユーグレナモールで横断幕を持って練り歩き、柏木を打ち鳴らしながら防火を呼び掛けた。期間中、石垣市女性防火クラブ(西表直子会長、会員26人)が市内の保育園で紙芝居を使った防火指導を行う。


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