【与那国】9月定例町議会一般質問では、99回に上った町議会の議長選挙をめぐり、10月12日に補正予算案の一部予算額を専決処分した外間守吉町長に野党3氏から批判が相次いだ。
崎元俊男氏は、与党からの議長選出を外間町長が拒んでいたとの見方を示し、「4年前の改選でも同数となり、町長から与党議員に議長を取るなとの指示があったと聞いている。教育長人事にこだわったのか」と指摘。
これに外間町長は「行政側が議会に対して不当な監視はしていない。4年前も(指示は)言っていない。私に非はない」と答えた。
與那覇英作氏は、専決処分について「なぜこのタイミングなのか。海外出張を控えていたからではないのか。町長の自作自演だ」と追及。田里千代基氏も「10月5日に各課長に海外出張を通知しており、12日の専決処分は最初から仕組みまれ、結果的に混乱を生んだ」と非難した。
外間町長は「今定例会で行政側の日程を皆さんに配布して確認後、海外出張した。議会が開かれていないので、予算の専決処分ができる町長の権限を行使したまで」と反論、互いに譲らなかった。