第42回沖縄県高等学校総合文化祭放送部門(県高校文化連盟主催)が1日、那覇市の財団法人おきなわ「てぃるる」で開かれ、八重山高校放送研究部(久貝心愛部長、6人)の久貝部長(2年)がアナウンス部門優秀賞、古堅乃愛さん(1年)が朗読部門優良賞に輝いた。今大会は第40回九州高校放送コンテスト沖縄県予選を兼ねており、優秀賞の久貝部長は12月7日から鹿児島県で開催される本選に県代表として派遣される。
大会には県内からアナウンス部門に49人、朗読部門に83人がエントリー。八重山からは同部から5人と八重山農林高校から1人が出場。入賞した2人は、予選を突破して両部門16人ずつで行う決勝に進んだ。
アナウンス部門は、自ら作成した原稿を1分10~1分30秒以内で読むもので、久貝部長は書道に励む高校生を題材に発表。朗読部門は指定された課題図書の中から、1分30秒~2分以内で発表。歴史物が好きな古堅さんは鬼塚忠の「花戦さ」を読んだ。
県大会3度目の優秀賞となった久貝部長は、「最優秀賞を目指していたのでとても悔しい。制限時間だけを考え、肝心の内容を伝える読みができなかった。この悔しさをバネに、反省点を修正して九州に臨みたい」と抱負を述べ、初入賞の古堅さんは「決勝に残れるとは思っていなかった。さらに上位を目指して読みを磨いていきたい」と喜びを語った。