▽…石垣島まつりのJTAブースでは、整備士の生長徹也さんら30人余りで製作したサクラジンベエとRACのQ400を展示。仕事の後などに集まり、2カ月かけて完成させたという。機番はそれぞれ「39RA(さくら)」「8A80(やえやま)」とこだわりが光る。よく見るとプロペラはペットボトル。パレードで初お披露目の予定で、生長さんは「できる限り本物に近づけている。注目して」とPR。
▽…第5回沖縄民俗学会と日本文化人類学会九州沖縄地区研究懇談会の合同研究会で聞いた話。西表祖納では昔、くり舟を作るために切り倒した丸太を適当な道に置いておけば、島の若者が「力比べだ」と勝手にくりぬいてくれたそう。大工は時々調整を加えるだけ。半年後に舟になったとか。地域で自然と楽しく分業するさまは何とも好ましい。
▽…高血圧や脳出血が多い地域の現状に鑑み、八重山保健所の健康づくり応援ソング「がんじゅうTSUTAETAI」が石垣島まつりで初披露された。「かめ~かめ~はやしくとぅばにしかされてパンタリ、アマヤミ、クマヤミ、でぇ~ずぬ世」、「ま~さん酒ん週に二日やなかゆくい、路上寝込みやならんど、でぇ~ずだら」などと島言葉でユーモアたっぷり。耳に痛い内容だが、地域で活用を。