▽…石垣中学校で講演した中村文昭氏は、海外からもオファーがある引っ張りだこの実業家。ひきこもりの若者たちに農業を通して社会との関わりを持たせるプロジェクト「耕せにっぽん」を石垣島で展開しており、縁もあるという。漫談のような講演で、生徒たちは笑いながら最後まで引き込まれるように聞き入っていた。「頼まれごとは試されごと」。人を喜ばせるチャンスが与えられていると考えて、あすから行動してみよう。
▽…石垣市の文化観光シンポジウムでパネリスト４人が移転後の石垣市役所跡地利用に求める条件や理念について意見を交わした。バス・離島ターミナルが隣接する交通拠点で、津波が起きた際は浸水が想定される地域。次世代の石垣市に適した都市の形は？ 跡地に求めるべき機能の優先順位は？ 考えるべき課題は多い。広く市民が参加できる議論の場がほしい。
▽…街はハロウィーンムード一色の日、なにやら恐ろしい顔のピエロが登場。声は出さず、マスクの下の顔は決して明かさずに子どもたちに無料でお菓子を配っていく。子どもは怖がって泣き、大人はその姿を見て笑う。最初は怖がっていた子どもも、次第にピエロの優しさに気づいて笑い顔になり、何とも言えない幸せな空気が周囲を包む。また来年も楽しみに待ちたい。