台風24号の影響で2日間前倒しされた竹富町の第13回沖縄県知事選挙、県議会議員補欠選挙の投票が27日、町内8カ所で行われ、当日有権者3442人のうち県知事選は2426人が投票、投票率は70・48%で前回の知事選を1・22ポイント下回った。県議補選は2400人が投票し、投票率は69・73%だった。
投票時間は午前7時~午後6時と当初予定より2時間短縮された。投票箱は船での運搬ができず、第11管区海上保安本部石垣航空基地のヘリで波照間、黒島、西表島大原・上原の4カ所の投票箱を選挙管理者が同乗して運んだ。
第1投票区の竹富島まちなみ館では午前中、台風の影響が出る前に投票を済ませる島民の姿があった。
投票を終えた70代男性は「もともと29日に投票する予定だった。繰り上げ投票の前倒しは珍しい。候補者には、沖縄の基地負担がなくなることに期待したい」、70代女性は「離島の生活は国とのつながりが大切。生活水準を上げてほしい」、30代男性は「身近な問題で、子育て環境を良くしてもらいたい」とそれぞれ候補者に求めた。
残りの竹富、小浜、西表、白浜の投票箱は28日に船が出せる状態なら船で運搬。厳しければ海保のヘリ運搬を要請する。
開票は、30日午後8時から竹富町役場2階ホールで実施する。