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「八重山のために全力」

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必勝に向け「頑張ろう」を三唱する佐喜真淳氏(中央右)、大浜一郎氏(同左)と支持者ら=22日夜、アートホテル石垣島

 30日投開票の県知事選に立候補した無所属新人で前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)=自民、公明、維新、希望推薦=は22日夕、石垣市内ホテルで開かれた県議補選候補の大浜一郎氏(56)=自民公認、公明・維新推薦=との合同演説会(後援会主催)に臨み、「八重山圏域のために全力を尽くす」と決意を語った。大浜氏は「離島のために人生を使う」と訴えた。弁士らは「佐喜真、大浜の2人が手を組めば八重山は良くなる」と支持を呼び掛けた。

 会場には赤、青二つのはちまきをした支持者が結集。佐喜真氏、大浜氏がそれぞれのテーマソングに合わせて入場すると、手拍子と指笛で迎えた。

 冒頭で大浜後援会の池間義則会長が「30日まで力を貸してください。力を合わせよう」と呼び掛けた後、選対本部長の中山義隆市長が「4年間で翁長県政は何を残したか、何も残していない。仲井真元知事が導入した一括交付金も減らされた。翁長知事が石垣島に来たのは2回だけ、アメリカには4回も行っている。これほど離島軽視の県政はない。離島を考える知事と県議の誕生に大きな力を」と声を張り上げた。

 西大舛髙旬竹富町長、外間守吉与那国町長(メッセージ)、三原じゅん子参院議員、自民党石垣市支部長の石垣亨市議、公明県本部長代行の糸洲朝則県議、日本維新の会の下地幹郎衆院議員、新しい沖縄を創る会の安里繁信氏、一億総活躍担当相の松山政司参院議員、元地方創生担当相の山本幸三衆院議員、自民沖縄第4選挙区支部長の西銘恒三郎衆院議員、自民党元幹事長の古賀誠氏が次々とマイクを握り、「沖縄、八重山の未来がかかった重要な選挙」などと意義を強調した。

 このうち西大舛町長は「今の調子でいくと沖縄はつぶれる。徹底した運動を」、古賀氏は「選挙では安心が一番怖い。この1週間で勝負が決まる。皆さんにとっても責任のある選挙。魂のこもった運動を」と鼓舞した。

 後援会の我喜屋伸将青年部長の音頭で「頑張ろう」を三唱した。

 

 ■県民の所得を300万円以上に 佐喜真淳氏

 選挙は本来、1期4年の実績を総括した上で現県政を選ぶのか刷新するのかを判断しなければならないが、残念ながら翁長知事が突然逝去した。よって50日以内の選挙がスタートしたが、まず確認したいのは、八重山地域がこの4年間で発展したのかどうか、暮らしが良くなったのかどうか。市長が言うように予算(一括交付金)が減額されたとすれば、悪くなったと言っても過言ではない。

 基地問題は法廷闘争を繰り返して糸口が見えてこない。基地問題の解決、日米地位協定の改定を私に託してほしい。そして県民の暮らしは、県民所得からスタートする。私は、300万円以上への引き上げを絶対にやりたい。私の家内も北大東出身なので島々の思い、願いを確認している。航空運賃の低減にも全力で努めていく。

 選挙は厳しい。私は今、相手候補の背中に追い付いていない。あと1週間で追い付き、追い越せと、八重山からの盛り上げをお願いしたい。皆さんの最大限の力を私にお貸しください。大浜一郎さん、中山市長とともに石垣、八重山圏域のため、島民の暮らしの安定・向上のため、私も足を運んで全力を尽くすことを誓う。

 

 ■離島振興の役割果たしたい 大浜一郎氏

 私は、離島に生まれたことを誇りに思っており、離島のために人生を使うという志をもって立候補した。離島は政治の下支えがないとうまくいかない。仲井真元知事は、21世紀ビジョンをつくり、政府と掛け合って一括交付金の制度を実現した。そして、「離島の振興なくして沖縄の発展はない」とのテーマを入れた。

 今の沖縄の現状は、仲井真元知事が魂を込めてつくった制度の果実を得ているだけ。それが3年後に終わる。これから沖縄のビジョンを形にする大事な仕事をしなければならない。私は離島振興の役割を果たしたい。

 航空運賃の低減、医療、介護、福祉などの分野では政治が手を入れないといけない。離島で安心して生まれ、生き、土に帰っていく。誇りに思えるふるさとづくりの下支えをするのが政治。皆さんの思いを胸に刻み、必ず勝ち抜きたい。


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