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前花さんが最優秀賞 22日にとぅばらーま大会

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 「2018年度とぅばらーま大会」(同実行委員会主催)作詞の部審査委員会(岡山稔審査委員長、委員4人)は16日午前、石垣市民会館で入賞作品を発表し、最優秀賞に前花吉子さん(83)=登野城=の作品が輝いた。優秀賞には友利宇宙(ひろし)さん(29)=同=、砂川タマ子さん(67)=桃里=、佳作は西島本寿乃さん(38)=石垣=、特別賞に白保、石垣第二、大浜の各中学校が選ばれた。入賞作品の一部は、22日に新栄公園で開催される大会で、歌唱の部歴代最優秀賞者が披露する。

 本年度、作詞の部には441人から511点の応募があり、一般は31人から56点、中学校は410人から455点と過去最多の応募総数になった。また、高校生で初めて八重山商工高校の生徒が一般の部に応募した。

 審査委員会は最優秀賞の歌詞について、人の命の灯が消える寸前まで不思議に爪の伸びが早まっていく印象があり、人間の生きる力を感じ「シクシク」という言葉が深く心に刺さる、と評価。

 2012年に歌唱の部で優秀賞を受賞した弟の松原秀男さん(享年71)を思い歌詞をつくったという前花さんは「知らせを聞いてうれしくて昨夜は寝付けなかった」と喜び、「『爪が伸びて生まれ変わるように、人の命も生まれ変わることができれば』と考えると寂しさが込み上げシクシクという表現にした。最優秀賞をいただき弟に良い報告ができる」と感想を話した。

 講評で前盛善治委員は「子どもたちが地域の方言を使い地域の言葉を大切にしている。今後、八重山の宝になる原石が生まれることに期待したい」と述べた。

 大会は、22日午後6時20分開演、雨天時は市民会館大ホールで開催する。

 

■23人の本選出場者決定 とぅばらーま大会歌唱の部

 9月22日に行われる2018年度第72回とぅばらーま大会(同実行委員会主催)の歌唱の部予選審査会(糸洌長章審査委員長、委員7人)が16日午後、石垣市民会館中ホールで行われ、本選出場者23人(関西代表含む)が決まった。

 予選にはテープ審査を含む10代~80代まで36人が出場し、22人を選出した。

 大会は22日午後6時20分から新栄公園で行われる。雨天時は市民会館大ホールに場所を変更する。

 本選出場者(出場順)は次の通り。

 ▽宮城圭(新川)▽中島もえ(竹富町南風見)▽西島本寿乃(石垣)▽佐事昇一(登野城)▽大城希里(新川)▽当山喜一郎(石垣)▽宇根多恵子(登野城)▽垣花賢也(浜崎町)▽富永忠明(新川)▽東政太郎(宮良)▽世持桜(埼玉県川口市)▽東川平成人(豊見城市)▽塗田康晃(兵庫県西宮市)▽嵩本安意(新川)▽友利宇宙(登野城)▽世持麻希(白保)▽佐藤早八加(千葉県柏市)▽玉代勢秀尚(石垣)▽上原すみれ(登野城)▽平良昌裕(竹富町上原)▽多宇翔司(大浜)▽與那覇有羽(与那国町与那国)▽宮良あゆみ(川平)


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