今年8月に創立50周年の節目を迎えた一般社団法人石垣市観光交流協会(宮平康弘会長)の創立50周年記念式典が29日夕、市商工会館2階ホールで開かれ、歴代会長や役員、地域の観光発展に尽力した468個人・8団体に感謝状と表彰状が贈られた。式典終了後は祝賀会が催され、関係者など200人余が参加して、観光交流協会の50周年の節目を盛大に祝った。
同協会は地域振興を図り、新しい産業を創出するため官民が一体となり、1963年8月14日に八重山観光協会として設立。以来、50年間にわたり、国内外からの観光客や航空会社の誘致、観光地の整備など観光振興に取り組んできた。
今年3月7日には郡民待望の南ぬ島石垣空港が開港。それに伴う観光客の増加で入域客は過去最多の90万人を突破する勢い。
式典で宮平会長は「観光産業を盤石なものにするため、常に選ばれる観光地としての魅力と原点に立ち返り、おもてなしの心でアジアの十字路という地の利を生かし、島の自然や文化を守り育てていきたい」とあいさつした。
式典後は南の美ら花ホテルミヤヒラで祝賀会が開かれ、中山義隆市長や川満栄長竹富町長らが来賓祝辞。伊良皆高信市議会議長の乾杯の音頭に続き、受賞者を代表して日本ユネスコ国内委員会委員の堀川一晃氏や同協会前会長の大濵長照氏らがあいさつした。
その中で堀川氏は「私はユネスコの国内委員だが、地元の皆さんが八重山を世界遺産にしたいという関心があれば、ぜひ力になりたい」と述べた。
また、同協会の創立50周年を記念して作詞作曲された「月夜のさがり花」も披露された。