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地域をあげて貞さんを祝福

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カジマヤーのパレードで祝福を受ける宮良貞さん=20日午前、石垣市川平

 数え97歳のカジマヤーを迎えた宮良貞さんの長寿を祝うパレードが20日午前、川平地区で行われ、親族約70人や地元の人たちなど総勢約200人が参加した。川平地区でカジマヤーのパレードが行われるのは5年ぶり。

 貞さんは川平出身で、1920年1月3日生まれ。旧姓は真地。夫の故・宮良政貴さんとの間に四男四女をもうけ、孫20人、ひ孫35人、玄孫2人に恵まれている。

 現在は川平で1人暮らしをしており、炊事、洗濯などをすべて自分でこなすという。健康の秘訣(ひけつ)は「何でも食べること」と笑顔で語った。

 80すぎまで畑に通っていたという貞さん。歌うことが好きで、石垣市主催のとぅばらーま大会の前身となった大会では、33歳だった1953(昭和28)年にチャンピオンに輝いている。

 パレードは川平小中学校の鼓笛隊を先頭に、親族、婦人会、老人会と続き、青年会があやかりの酒を沿道の住民に振る舞った。

 四男の宮良政順さん(61)は3カ月前からパレードの準備に当たっており、「貧しい時代を過ごしてきた母がここまで長生きしてくれた。祝ってあげたかった」と喜びを語った。

 広島県から駆け付け、貞さんが乗ったオープンカーを運転した孫の宮良政嗣さん(27)は「いつ帰ってきても僕の顔を見て喜んでくれる。(ばあちゃんは)いつも陽気でニコニコしている」と話した。小学5年まで貞さんと一緒に住んでいた孫の玉城信一さん(42)=千葉県=は「いつもばあちゃんがご飯を作ってくれた」と振り返った。


ユニークな演技に喝采

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「豆腐協奏曲」を演じる比嘉座のメンバー=20日夜、桃林寺

歌劇集団 比嘉座

 

 本島を拠点に島言葉で芝居の上演活動を行っている歌劇集団「比嘉座」(比嘉陽花座長、4人)の石垣公演が20日夜、桃林寺で行われ、「帽子クマー」(帽子編み)、「ぱちろまのぱぴる」(波照間のチョウ)、「ミチブシン」(道普請)、「カンポーヌクェーヌクサー」(艦砲射撃の生き残り)、「豆腐協奏曲」の5演目を披露した。

 豆腐協奏曲は、豆腐と昆布が一緒になりたいと願うものの、それぞれの役割をわきまえて重箱に収まるという内容。おもしろおかしい演技に笑いが起こった。

観光地や行楽地にぎわう

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シルバーウイークに入り、多くの観光客らでにぎわう川平湾=20日午前

シルバーウイーク

 

 19日から5連休となる秋の大型連休(シルバーウイーク)に入り、八重山では行楽地や観光地が観光客や家族連れなどでにぎわっており、ドライブやピクニックなどで思い思いに連休を楽しんでいる。日本トランスオーシャン航空(JTA)によると、石垣発着便の予約率は期間中、上りが21、22日で90%を超えており、23日がほぼ100%で、Uターンする行楽客で混雑しそうだ。離島航路を運航する船会社によると、夏休み後は観光客が少し落ち着いたが、20日の朝から多くの観光客が訪れているという。

 市内新川の飲食店によると、観光客のほか、9月21日の「敬老の日」に合わせて祖父母と昼食会を楽しむ家族連れもおり、「昼時は混雑している」と話す。

 一方、市内大川の土産品店では「そんなに多くの観光客が訪れているという感じはないが、観光客が帰る連休後半に買い物客が増えることを期待したい」としている。

 川平湾では観光客らがグラスボートを楽しんだり、海をバックに記念写真を撮ったりする姿があった。

 家族旅行中の会社員、勝間一輝さん(28)=東京都=は「9月に大型連休があるのを知って、8月の夏休みを変更した。天気が良く、石垣島の自然もきれいで最高」と話した。ツアーで友人と一緒に訪れた城田香苗さん(55)=兵庫県=は「こんなにきれいな砂浜を見たのは初めて。ほかの場所も楽しみ」と笑顔。

登録者49人に拡大

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石垣市の外国人観光客向け観光人材バンク事業で開催されている外国語講座。これまでに190人が修了している=5月18日夜、石垣港離島ターミナル会議室

人材の有効活用が課題

 

 NPO法人八重山美ら島塾(玉城信夫理事長)が石垣市の委託を受けて2014年度から取り組んでいる外国人観光客向け観光人材バンク事業は、外国語講座の受講生や地元在住外国人、外国語に堪能な市民を中心に登録者が20日現在で49人に拡大している。外国人観光客に対応できる人材バンクが構築されつつあり、事業所側からも人材の斡旋(あっせん)を求める動きが出ているが、具体的な運用は次年度になる見通し。市観光文化課では今後、活用策を検討することにしている。

 同塾は「観光業には外国語が必要」と10年前から独自に観光関連従事者らを対象に外国語講座を開催。3年前から2年間、県の事業で実施。昨年度からは、通訳人材の需要への対応を目的とした市の事業を受け、外国語講座で人材を育成しながら、人材バンクへの登録作業を進めてきた。

 講座は中国語、韓国語、英語の3カ国語を用意。これまで3回の講座で計339人が受講、190人が修了した。外国語とともに生活習慣など文化を学んだ。

 同塾によると、外国人観光客の入域増に伴い、事業者側が講座にかかる教材費を従業員に代わって負担するなど、従業員の人材育成に積極的になっているという。

 講座の実施とともに人材バンクの登録者も増加。今後は会議やイベントなどへの派遣、通訳を必要とする事業所への紹介などが想定されており、市観光文化課の大嵩久美子課長は「次年度から活用できるよう検討していきたい」としている。

 玉城理事長は「外国人観光客の受け入れでは、ハードのインフラは整いつつあるが、ソフトのインフラはまだ整っていない。人材育成はその一歩。今後は人材バンクを有効に活用することが求められており、民間と行政が力を合わせて取り組むことが観光立市につながる」と話している。

飼い主の責任果たして

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 ▽…八重山保健所で本年度に捕獲・引き取りのあった犬38頭のうち、半数以上の23頭が飼い主に返還されている。台風時に放し飼いにして行方不明になったケースもあるという。今月14日に千葉県では逃げ出した飼い犬が通行人に襲いかかり、警察官が射殺する事件も発生。軽い気持ちで放し飼いにせず、首輪やリードが外れそうにないか確認するなど、飼い主としての責任を果たしてほしい。

 ▽…1944年の「十・十空襲」で危険をかえりみず住民を避難させ、25人の人命を救った白保出身の警察官、米盛金蔵巡査部長。長男の米盛忠夫さんによると、金蔵さんは45年6月16日に避難民を誘導中に敵の銃弾を受け亡くなったという。忠夫さんは「僕のような戦争孤児を出してはいけない。そのためには、当たり前だが、戦争をしないこと」と訴えた。

 ▽…台風15号の影響で延期となっていたジュニアトライアスロンが開催される。約1カ月の延期に、出場する子どもたちのモチベーションが下がっていないか心配されたが、「延期になった分、練習できたのでいいタイムが出せそう」とやる気十分。真夏の大会に比べ、暑さという負担も少しは軽減されそうだ。

シルバーウイークになると2人の先輩を思い…

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 シルバーウイークになると2人の先輩を思い出す。観音堂の「アッパー」(おばあさん)こと村山さんと、クリーニング店を経営していた松島さんだ▼村山さんは有名な釣り名人。軍艦石前の浜で朝夕「コウフ」(セダカクロサギ)を釣っていた。玄米ビンに巻いたテグスで、仕掛けを投げたかと思うと、数秒後には銀色のコウフを釣り上げていた▼絶妙の技で、教えてもらおうと近くに寄ると叱られた。仕掛けや釣り方は絶対に教えない。何度も通って村山さんの釣りを見学した▼うるさい小学生に根負けしたのだろう。エサのミミズがいる場所からまき餌の材料、エサの付け方までていねいに教えてくれた。これがきっかけで、一時はあらゆる釣りに没頭した▼松島さんは数台のバイクを持ち、仕事を終えると石垣島を一周し、米原海岸で1時間ほど泳ぐのが日課だった。バイク好き同士でもあり、休日には一緒に走ったりしたが、70歳近くでも股割りをするほどのスポーツマン▼また忘年会でダンスクラブへ行ったこともあるが、華麗なステップで踊る姿には驚かされた。筆者はまったく踊れない「壁の花」で、落ち込んだ。最近は年配者と子どもたち、若者が交流する機会が少なくなったように思う。しかし素晴らしい高齢者は大勢いる。積極的にふれあい、知識や技能を吸収しよう。(黒島安隆)

畜産農家24人が参加 第1回黒島牧草コンテスト

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牧草を粉砕してサンプルをつくる畜産農家ら=9日、黒島家畜セリ市場内(県八重山農林水産振興センター農業改良普及課提供)

 【黒島】黒島農業青年クラブ(仲嵩秀文会長、18人)が中心となって取り組んでいる第1回黒島牧草コンテストには24人の畜産農家が参加することになり、これまでに土壌と牧草のサンプルを採取した。県畜産研究センター(今帰仁村)で成分の分析を進めており、11月上旬には分析結果が出る見通しだ。

 同クラブのメンバーらは6月下旬、島内20カ所の草地で土壌を採取して県に提出。今月7日にはコンテストに参加する農家24人がそれぞれの牧草を採取、乾燥させた後、サンプリングの作業を行った。

 牧草のサンプルは、牧草をそのまま袋詰めにしたものと、粉状にしてパック詰めにしたものの2種類。香り、硬さ、成分などを調べ、参加農家から提供された子牛の出荷成績(頭数、体重、セリ値)や母牛の繁殖能力との関連性を検証する。

 同クラブや畜産農家、県八重山農林水産振興センターの担当課職員らで組織する実行委員会(委員長・仲嵩会長)は11月中に第3回の会議を開き、12月に行う表彰式の日時と内容を確定することにしている。

 仲嵩委員長は「サンプルの分析で、一番よい結果の出た農家の肥料のまき方、刈り取り時期などを参考にすれば、島全体で良い牧草がつくれるようになる。コンテストを通して牧草の品質改善につなげていきたい」と話している。

野崎さん抱負「200歳まで」 新百歳に祝い状贈る

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中山義隆市長から新100歳の記念品を受け取る野崎千代さん=21日午前、市内登野城の自宅

 「敬老の日」の21日、石垣市で新百歳を迎えたお年寄りに祝い状や記念品を贈る慶祝訪問が行われ、中山義隆市長が内閣総理大臣からの銀杯などを手渡した。郡内ではことし、石垣市で15人、竹富町1人の合わせて16人が新百歳を迎えた。

 このうち、石垣市登野城の野崎千代さん宅には同日午前、中山市長が訪問。

 野崎さんは登野城で生まれた後、台湾に渡り、戦後に引き揚げた。夫の故・正夫さん(享年73)との間に6人の子どもをもうけ、農業や洋裁、パイン工場の手伝いなどに励んできた。現在孫11人、ひ孫が14人いる。足腰は弱くなってきたが、家の掃除や買い物、嫁とのおしゃべりなどを日課に暮らしている。

 野崎さん宅には県内外から孫やひ孫らが祝福に訪れ、野崎さんは「とてもうれしい。200歳まで生きられそうだ」と満面の笑み。

 長寿の秘訣(ひけつ)について野崎さんは「自分できることはなるべく自分でやること。毎朝の掃除や料理だけでなく、嫁と一緒に畑にも出かける。畑ではさすがに仕事はできないが、監督をしている」と笑った。

 中山市長は「石垣市が発展してこられたのも、先輩たちが頑張ってきたおかげ。千代さんが元気でいることが家族の幸せになる。これからも健康に留意し、長生きしてほしい」と述べた。


「涼しい教室で勉強して」 静岡の吉田さんが寄贈

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クーラーを設置する吉田幸治さん(中央の黒いシャツの男性)と、手伝いをする久部良中学校の生徒たち=7月31日、同校

 【与那国】静岡県沼津市で電気工事会社を経営する吉田幸治さんらがこのほど、久部良中学校(東濵一郎校長、生徒8人)の教室にクーラー合わせて4台を設置した。クーラーは2学期から稼働しており、生徒たちは「涼しい。勉強に集中できる」と思いがけない贈り物に感謝しており、教室で快適に学んでいる。

 同校はこれまで教室にクーラーがなかったため、生徒たちは「勉強に身が入らない」と嘆いていた。

 吉田さんは8年ほど前から毎年、仕事仲間とともに与那国島で沖釣りを楽しんでいる。投宿先の息子で同校3年生の金城勇気君が「(教室は)暑くて大変だよ。クーラーを入れてくれないかな」と冗談交じりに訴えたことを吉田さんは気に掛け、今回のクーラー設置につながった。

 吉田さん自身も下見で同校の教室を訪ねてみて、「暑い、ひどいな」と実感。仲間と費用を出し合い、すぐに製品を調達すると、助手とともに再び来島。夏休み中に1~3年の各教室とランチルームにクーラーを取り付けた。作業は生徒も手伝った。

 東濵校長は吉田さんらの厚意に感謝。生徒らに「しっかり学んで恩返しをするんですよ」と呼び掛けた。

 吉田さんは「勇気君との約束を果たしたまでのこと。よく学び、島の将来を担ってほしい」と話している。(田頭政英通信員)

犬38頭、猫21頭を引き取り 八重山保健所

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 八重山保健所は本年度、今月17日までに犬38頭と猫21頭の捕獲・引き取りを行った。捕獲・引き取りは13年度に犬214頭、猫47頭、14年度に犬131頭、猫29頭と推移しており、このままのペースが続くと、猫の捕獲・引き取りは本年度、前年度を上回る恐れがある。同保健所では「動物を飼う場合は最後までしっかりと責任を持ってほしい」と呼びかけている。20~26日は動物愛護週間。

 保健所が捕獲・引き取りを行った犬や猫は一定期間の間に飼い主やほかの飼い主が見つからなければ、保健所で処分されるか本島の県動物愛護管理センターに移送される。

 本年度はこれまでのところ、同保健所で処分した犬や猫はおらず、ほとんどが飼い主へ返されたり、新たな飼い主に譲渡されたりしている。産まれて間もない時期に捨てられた子猫が処分を待たずに死んだケースもある。

 同保健所が捕獲・引き取りを行った犬のなかには、置き去りにされたとみられる犬もおり、動物愛護法の違反(動物の遺棄)の疑いがあるという。同法では、動物を遺棄・虐待した場合、100万円以下の罰金、殺傷した場合は2年以下の懲役または200万円以下の罰金が科せられる。

 同保健所は同週間キャンペーンとして「第10回動物ふれあいフォトコンテスト」の作品を募集している。

 「人と動物のふれあい」をテーマに、八重山在住者が八重山で撮影した作品で、対象となる動物は哺乳類と鳥類、爬虫(はちゅう)類。デジタルカメラや携帯電話などのカメラで撮影した作品を10月19日までに同保健所代表メールアドレス(xx031127@pref.okinawa.lg.jp)に送る。1人1点まで。問い合わせは同保健所フォトコンテスト係(82ー3243)。

八重高、大勝で3回戦進出 那覇に11ー1コールド

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那覇高打線を最少失点に抑える力投をみせた先発の仲山琉斗=21日午前、沖縄セルラースタジアム那覇

 【那覇】第65回県高校野球秋季大会(県高校野球連盟主催)は21日、沖縄セルラースタジアム那覇などで2回戦を行い、第1シードの八重高は11対1の六回コールドで那覇を下した。八重高は23日午前9時からコザしんきんスタジアムでベスト8を懸けて宜野湾と対戦する。

 八重高は先月の県新人大会で初優勝し、注目を集める中で初戦を迎えた。初回に2番友利有也の中前打と4番黒島投真の右前二塁打で先制。四回にも3安打で2点を追加し、五、六回は打者一巡の猛攻で合わせて大量8点を挙げ、試合を決めた。

 投げては先発の仲山琉斗が初回こそ3安打で1点を許したものの、その後立ち直り得点を与えなかった。

 八重高は新人大会優勝後、メンタル面の弱さから岡山県遠征で十分な成果を挙げられず、その後の地区大会でも八商工に2敗するなどチーム状態は最悪に。そこから立て直して臨んだ初戦での勝利に、仲里真澄監督は開口一番、「勝ててよかった」と述べ、「何点リードしても気を緩めない。いい教訓になる試合内容だったと思う。ここから先はしっかり気を引き締めて戦いたい」と話した。

 二塁打2本を含む4安打でいずれも得点に絡む活躍をみせた黒島は「チームバッティングを一番に、上からたたく意識で打った。3回戦もチャレンジャーの気持ちで野球をしたい」と述べた。

 結果は次の通り。

 ▽2回戦

八重山

100244-11

100000-1

那覇

(六回コールド)

 (八)仲山-又吉

 (那)川畑、宮國、松永-崎原

 ▽三塁打=又吉、新里(八)

 ▽二塁打=黒島②(八)

常設化目指し社会実験スタート 20業者出店、初日からにぎわい

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観光客や地元客でにぎわう、さんばしマーケット=21日午後、石垣港旧離島桟橋

 八重山・石垣島産の素材に手軽に触れられる施設として飲食物や商品などを販売する「やいま石垣さんばしマーケット」(石垣市主催)が21日午後、2日間の日程で石垣港旧離島桟橋に開設され、常設化に向けた社会実験事業が始まった。同事業を受託する市商工会は2016年度までの2年間、定期的に開催、客の需要や動向を把握しながら補助金に頼らない運営を目指す。

 マーケットには20業者が出店。テーブル50台、イス100席を用意した。本年度は12月と来年の2月と3月に開催し、30|40店舗に拡大していく考え。

 会場は、緑と白のテントで統一。全店舗に黒板を置き、メニューや絵を描き込むなど、おしゃれ感を創出した。発電機を店舗から離れた場所に置くとともに、BGMも控え、店側と客のコミュニケーションがスムーズにいくよう配慮した。

 初日は午後3時のオープン時から観光客や地元客ら多くの人でにぎわいをみせた。

 東京から訪れ、石垣島は3回目という池田弘勝さん(52)と斉藤誠さん(43)はそれぞれ「東京では買えないような、珍しいものがいっぱいあってうれしい」「初めて食べるものが多かった」と満足げ。池田さんは「スペースがあるのでイスを増やしてもいいのでは」と提案した。

 京都から移住して1年になるという村尾優(まさる)さん(30)は妻の稚菜(わかな)さん(26)=石垣市浜崎町=とともに訪れ、「統一感があっていい感じ。黒板のメニューなども都会っぽい。ちょっとした音楽があればもっといい」と要望した。

 市商工会の平田睦事務局長は「今後、試行錯誤しながら工夫していきたい。この雰囲気をまちづくりに生かしたい。出店業者には新商品や新サービスにチャレンジしてもらいたい」と話している。

 旧離島桟橋は、港と中心市街地に近接しているが、現離島ターミナルが整備されて以降、空洞化が目立ち、市商工振興課の天久朝市課長は「この空間を利用してまちの活性化につなげたい」としている。

 22日は午後3~9時。

のあちゃんに心臓移植を!。浦添市に住む翁長司さん…

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 のあちゃんに心臓移植を!。浦添市に住む翁長司さん(39)と涼子さん(41)夫婦の長女・希羽ちゃん(1)の米国での心臓移植に向けて、県内外で募金活動が展開されている▼希羽ちゃんは昨年5月、母親の出身地の熊本県で生まれた。涼子さんは、49時間の陣痛を夫と共に乗り越えて初対面した。夫婦はようやく出会えた最愛のわが子を胸に抱いたとき、生涯何が何でも守っていきたいとの決意を新たにしたという▼しかし、生後15日目にミルクを大量に吐いたため診察に訪れた病院で重い心臓病と診断された。ことし4月、大阪府の国立循環器病研究センターで補助人工心臓を装着する手術を受けて生命を維持しており、心臓移植でしか助かる道がないとされている▼希羽ちゃんは、小さな体でこれまで脳出血など幾度となく命の危機を乗り越えてきた。両親は「これは娘からの『生きたい』というメッセージだと思う。何としても移植を受けさせてあげたい」と願っている▼募金の目標額は3億2千万円。円高や医療機関への前納費の高騰、人工心臓の装着で渡米にはチャーター機が必要なことなどから費用が高額となった▼翁長さん夫婦は「娘に生きるチャンスを与えてほしい」と訴える。救える幼い命が今、助けを求めている。沖縄のゆいまーるの心で救ってやりたい。(鬚川修)

石垣市訪問団 台湾蘇澳鎮入り

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蘇澳漁協を訪ねた石垣市の交流促進訪問団と蘇澳鎮の関係者ら=22日午後、蘇澳漁協

 【台湾蘇澳鎮で上地矢寸志記者】石垣市と蘇澳鎮の姉妹都市締結20周年を記念して23日に蘇澳鎮公所(市役所)で開かれる記念式典に参加するため、中山義隆市長を団長とする市交流促進訪問団26人は22日、現地入りした。記念式典では農林漁業における生産・販売の相互支援など農林水産業、教育、観光交流の3分野で交流促進を図る協力覚書を交わす。市と蘇澳鎮は1995年9月26日に姉妹都市を締結。今年は20周年を記念し、蘇澳鎮で記念碑除幕式や座談会などを企画している。

 訪問団一行は22日朝、南ぬ島石垣空港を出発。那覇空港を経由して同日午後には桃園空港に到着し、バスで蘇澳入りし、同公所や市議会、漁協を表敬訪問した。

 蘇澳鎮公所で陳金麟鎮長は「石垣から訪問団を迎えることができてうれしく思う」とあいさつ。市議会では議長の張正義主席が「今後も長い付き合いにしていきたい」と歓迎。

 中山市長は「20年間にわたって多くの皆さんに交流していただいて、親交を深めることができている。今回の訪問を機にこれからの新しい時代の交流をつくっていきたい」、知念議長も「議員同士の交流を通して漁業の発展に寄与できればと思う」と礼を述べた。

 蘇澳漁協では、陳春生理事長が「これまでは行政同士の交流が主体だったが、20周年を機に農業、漁業、観光などの分野でも交流を深めていきたい」と述べ、宜蘭県の農林水産関係部署幹部も同席し、石垣蘇澳間の高速船就航などについて意見を交わした。

 また、八重山漁協の上原亀一組合長は「日本と台湾の漁業を取り巻く交渉ではお互いに納得のいく合意には至っていないが、漁業者間の交流は大事だ」と述べ、10月にも再度、台湾を訪れて漁業者間の交流を図っていく考えを示した。

石垣島ジュニアトライアスロン大会 総勢240人、熱戦を展開

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中学生の部個人で優勝した石塚美南海君(大浜中、中央)、2位の請盛友樹君(同、左)、3位の又吉克樹君(石垣中)

 第19回石垣島ジュニアトライアスロン大会(石垣市体育協会主催)が22日午前、市中央運動公園と外周で開かれ、小学1年から中学3年まで総勢240人が参加。スイム、バイク、ランを1人でこなす個人部門と3人一組のリレー部門に分かれ熱戦を展開した。男子のみとなった中学生の部では、石塚美南海(大浜中2年)が昨年2位の雪辱を果たし、優勝した。

 会場には家族や学校関係者など大勢が応援に駆け付け、大きな声援で選手たちを後押しした。この日のレースコンディションは、スタートの午前8時時点で天候は晴れ、気温は27.8度、北東の風2㍍だった。

 【個人部門】

 ▽1年男子=①横山海也(真喜良)12分27秒②高木健芯(新川)12分29秒③仲間大徒(同)12分32秒

 ▽1年女子=①神谷咲希(海星)12分43秒②池田杏(平真)12分50秒③石垣美羽(八島)14分42秒

 ▽2年男子=①中村勇槻(海星)11分17秒②二方康介(平真)11分37秒③請盛渚(同)11分45秒

 ▽2年女子=①具志堅陽和(平真)10分54②松田琉璃子(同)(11分17秒)③根原涼花(登野城)11分43秒

 ▽3年男子=①池田丞(平真)19分20秒②成田涼太(海星)19分43秒③尾崎鼎(真喜良)19分44秒

 ▽3年女子=①大立きら(松島)22分04秒②石垣美愛(八島)22分10秒③小林はな(大本)22分21秒

 ▽4年男子=①伊良部滉(海星)18分27秒②増田健琉(真喜良)19分35秒③長浜陸(登野城)19分41秒

 ▽4年女子=①横山愛海(真喜良)21分8秒②大島美海(白保)21分11秒③名嘉杏彩希(海星)22分17秒

 ▽5年男子=①村山颯一(海星)26分21秒②吉牟田洸輝(新川)27分5秒③山田太朗(平真)27分16秒

 ▽5年女子=①根原花奈(登野城)25分57秒②具志堅陽咲(平真)26分22秒③長浜月(登野城)31分49秒

 ▽6年男子=①髙濱一童(宮良)23分50秒②奥田拓夢(海星)24分53秒③江村蒼(石垣)25分12秒

 ▽6年女子=①山本彩加(海星)26分44秒②新城紅子(平真)31分48秒③砂川優(登野城)35分35秒

 ▽中学男子=①石塚美南海(大浜)36分20秒②請盛友樹(同)39分31秒③又吉克樹(石垣)40分34秒

 【リレー部門】

 〈小学生〉

 ▽3・4年=①荒鷲少年野球団3年仲良し3人組(平田謡大、伊志嶺太千、下地寛大)39分33秒②3☆4チーム(西表陽香、大仲真白、佐藤楓)(44分47秒)③TANOSIA.Jr(稲福真優、金城七海、宮良政吾)(45分40秒)

 ▽5・6年=①三剣士(当銘由羅、松本航、吉本仁)29分1秒②真喜良モンスターズ(上原愛琉、佐藤楽南、入米蔵大和)29分10秒③アカハチブレイズ(長間洸樹、宮里彦汰、田盛稜侑)29分12秒


減らぬ路上寝493件 前年同月比48件増

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路上寝込み統計(八重山署)

 酒に酔うなどして道路で寝込んでしまう「路上寝」の通報が郡内で今年8月末で493件(前年同月比48件増)に上り、2009年以降で最悪のペースで推移していることが八重山署(前田達史署長)のまとめで分かった。6月には美崎町で路上寝の男性を起こした男性が顔を殴られる暴行事件も発生。昨年1月には石垣市石垣の通称「十八番街」で酒に酔って寝ていた68歳の男性が車にひかれ、肋骨(ろっこつ)を折る重傷事故も起きており、同署の砂川広志副署長は「路上寝は事件や事故に巻き込まれる可能性がある。節度ある飲酒を心がけてほしい」と呼びかけた。

 同署のまとめによると、路上寝は週末の発生が多く、約4割に当たる207件が土曜と日曜日に起きている。性別では男性が9割以上だった。路上寝を繰り返す人に出す警告書は8件に上った。

 年代別では30代が113人で最も多く、20代89人、40代86人と続き、20~40代が全体の58・4%を占めている。50代は77人、60代63人、70代19人、80代3人。年齢不詳は43人だった。

 船道安広地域課長は「路上寝に対する意識が低く、一向に減らない。路上寝を見て、危険と思ったらすぐ110番通報してほしい」と話した。

東京農大森林総合科学科 八重農を推薦校に指定

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渡久山修校長(手前)に学科の内容を説明する江口文陽教授(右)。左は日健総本社の森伸夫代表取締役社長=15日午前、校長室

 東京農業大学地域環境科学部森林総合科学科が来年4月から、八重山農林高校(渡久山修校長)の生徒1人を学校長推薦で受け入れることになった。同大の指定校推薦は3高校では初めて。渡久山校長は「専門の大学に行くことで農業に対する意識が高くなり、八重山の農業の底上げにつながる。ぜひリーダーに育ってほしい」と期待している。

 同学科の江口文陽教授とキノコと微細藻類を共同研究している日健総本社(森伸夫代表取締役社長、岐阜県羽島市)が石垣島生産基地(字宮良)を整備したのを受け、江口教授が学科で習得した知識・技術を石垣島でも生かせると判断。学科として推薦枠を設定することを決めた。

 微細藻類を生産する石垣島生産基地のスタッフ5人のうち2人は、八重農卒業後に東京農大で学んだ地元出身者。

 江口教授は「大学で学んだ知識や技術を地域で生かせる。私としても、石垣島の微細藻類やハーブなどを活用した新たな産業振興をバックアップしたい。生徒にはやる気をもって勉学に励んでもらいたい」と話している。

 東京農大への進学を志望する八重農グリーンライフ科3年の米盛英博君は「東京農大で森林について学んで、将来は石垣に戻って島の環境保全に努めたい」と夢を膨らませている。

 15日、江口教授らの訪問を受けた渡久山校長は「出口(卒業後の進路)を保証できれば地域や保護者からの理解も得られる」と感謝した。

 同学科は、森林のもつ資源生産的機能と環境循環機能を総合的に研究する分野で、循環型社会の創造に貢献できる専門知識を養う。

安保法、次は廃止闘争だ

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 ■安保法成立、大半が否定的

 大多数の憲法学者らが憲法違反を指摘し、国民の過半数が「戦争法案」として恐れ反対した安全保障関連法は19日未明自民、公明などの数の力で可決、成立した。来春までに施行される同法の成立を受け政府はさっそく、南スーダンで国連平和維持活動中(PKO)の自衛隊に、現地の国連スタッフらが武装集団に襲われた場合、自衛隊が助けに行く「駆け付け警護」の任務を新たに与える検討に入ったという。

 憲法9条の下、戦後70年間全世界に戦争しない「平和国家」を誇ってきた日本が、いよいよ具体的に「戦争する国」へと動きだしたということだ。

 しかしそれは法案を数の暴力でごり押ししたように、また政権の横暴というものであり、国の根幹を変える法の施行・運用は慎重であるべきだ。法成立直後の各マスメディアの世論調査結果は、すべてが同法や政府に否定的なのに加え、首相自身も「国民の理解が進んでいない」と認めているからだ。

 ■「数の力」まざまざ

 同法案には国会で審議が始まった段階から国民の過半数が反対し、8割余が政府の説明不足を指摘、6割以上が今国会での成立に反対したが、それでも同法は成立した。それが自民、公明の与党の数の力だった。

 そのため国会前や全国各地で連日、「戦争法案絶対反対」を訴えた人々は「戦後70年かけて育てた平和主義と民主主義が一部の人たちによって踏みにじられるのは許せない」「賛成した自民や公明の議員たちが戦争に行くべきだ」「民主主義とは一体何だ。国民の声を聴かないアベは辞めろ」「私たちはあきらめない。次は廃止運動だ」などと怒りと反発の声が渦巻いた。

 全国のデモを主導し参院特別委の中央公聴会で意見陳述した学生グループ「シールズ」の中心メンバー奥田愛基さん(23)は、「法案が強行採決されれば、これまで以上に声が上がり、次の選挙に影響を与えるでしょう」と自・公をけん制していたが、採決後は賛成議員の「落選運動」を明言した。

 ■参院選勝利で安保法廃止へ

 ノーベル物理学賞受賞の益川敏英京大名誉教授ら1万4000人以上が賛同する「安保法案に反対する学者の会」も20日の記者会見で「戦いはこれから。国民の多数を国会の多数にして違憲立法を廃止に追い込む運動を進める」と同様の運動や違憲訴訟を言明した。

 来年7月に参院選が行われるが、同選挙で野党が勝利し、ねじれを引き起こせば衆院を解散に追い込めるし廃止の道は開ける。そのために今回日本列島に響き渡った「戦争法案反対」の大合唱を参院選までどう維持するかだ。

 安保法案は「安倍一強」の数の怖さをまざまざと見せつけた。逆にこの強権政治を反面教師にこれまで政治に無関心だった学生などの若者や若いママさん、学者、芸能人たちが次々声を上げ、行動を始めたことは次の参院選や衆院選の大きな力になるはずだ。

 野党も共産党が廃止に向けて異例の選挙協力を呼び掛けた。野党各党が共闘して反対の受け皿になり、安倍政権を退陣に追い込むべきだ。それが安保法廃止と辺野古の新基地建設、先島の自衛隊配備阻止につながる。

シルバーウイークに観光業界はエビス顔

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 ▽…19日から始まったシルバーウイークも残すところ、きょう1日となった。街中では秋の大型連休を利用して石垣島で余暇を満喫する観光客があふれ、業界はホクホク。地元の人々も連休を利用し、島から脱出して羽を伸ばす人がいる一方、連休とは無縁とばかり仕事に明け暮れる人も。中小企業の多い八重山ではシルバーウイークの恩恵も限定的?。

 ▽…感染症の情報などを共有するシステム「保育園サーベイランス」の導入が計画されている。これまでは各学校に感染の情報提供を求めてきたが、報告が遅れる学校もあった。システム導入で情報をリアルタイムに得られるのは有益だが、各保育所で毎日データを入力することになっているだけに、入力作業を怠ってしまうと速報性が薄れる。導入前に徹底した研修が必要になるかもしれない。

 ▽…台風接近で約1カ月後の開催となった第19回石垣島ジュニアトライアスロン大会。例年8月の夏休み期間中に行われ、島外からの参加者もあるが、今年は少なかった。石垣市トライアスロン協会の吉村安史会長によると、大会の延期は過去2回。保護者から「やってほしい」との強い要望を受け、今回は実施に踏み切った。「暑さは多少和らいだが、2学期が始まり、練習やモチベーションを保つのは難しかったのでは」と話していた。

県高校野球秋季大会 八商工、宮古下し3回戦へ

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五回裏ランナー三塁の場面で勝ち越しのスクイズを決める大濱安音夢=22日、沖縄セルラースタジアム那覇

 【那覇】第65回県高校野球秋季大会(主催・県高校野球連盟)第6日は22日、沖縄セルラースタジアム那覇などで2回戦を行い、八商工は6対2で宮古を下し、先島勢対決を制した。八商工は26日午前9時からコザしんきんスタジアムでベスト8を懸けて2回戦でシード校の浦添商業を下した与勝と対戦する。

 八商工は先発で4番の森田虎之介が投打にわたる活躍をみせた。初回の先制打に続き、四回裏にはインコースのスライダーを、巧みなバットさばきでレフトポール際に運ぶ公式戦初となる大会6号のソロ本塁打を放った。投げては、8安打を許したが9奪三振の力投で2点に抑えた。八回表の無死満塁の場面では、後続を連続三振に仕留めるなど、ピンチでの落ち着いたマウンドさばきが光った。

 11安打を放った攻撃では五回裏、7番前粟蔵知弘が中前打で出塁し、1死三塁の場面で1番大濱安音夢が勝ち越しのスクイズを決めた。これで試合の流れを一気に引き寄せ、七回裏には4安打を絡めて試合を決定付ける3点を奪った。

 伊志嶺吉盛監督は「チームには夏の遠征で身についた力強さとねばりがある。きょうの試合は誰かが失敗すれば誰かがカバーするチーム力がよかった」と試合を振り返った。3回戦には「挑戦です。これからの一戦一戦を自信を持って全力で臨みたい」と述べた。

 投打で勝利に貢献した森田は「チームメートが自分をカバーしてくれた。力を抜いて打ち取る気持ちが奪三振につながった。3回戦もチームに貢献したい」と話した。

 試合結果は次の通り。

 ▽2回戦

宮 古

001010000︱2

10011030×︱6

八商工

 (宮)下地-上原

 (八)森田-前粟蔵

 ▽本塁打・森田(八)

 ▽二塁打・平良海(八)、田村、狩俣、与那覇(以上宮)

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