バレンタインデーの14日、今月1日から石垣島で春季キャンプを行っている千葉ロッテマリーンズの大嶺祐太投手(29)とチェン・グァンユウ投手(27)が富野小中学校を訪れた。児童生徒16人とキャッチボールを通して親睦を深め、ロッテ(東京)のチョコレート菓子と公式キャップをプレゼントした。
大嶺投手は例年、郡内離島の小中学校を訪れているが、ことし1月中旬の自主練で同校のグラウンドを利用していたことから、「お礼になれば」と今回の訪問が実現した。
児童生徒は童謡「チューリップ」と沖縄民謡「安里屋ユンタ」を三線演奏し、両選手を歓迎。
小中学生に分かれてのキャッチボールで、大嶺投手が「もっと脇を締めて」と捕球動作を助言する場面もあり、はじめは緊張した様子だった子どもたちもグローブを手に笑顔で投球を楽しんでいた。
質問コーナーでは、女子児童が「好きな食べ物は」と問いかけると、チェン投手は「石垣島が大好きで、八重山そばがおいしい」と返答。「野球での失敗は」には、大嶺投手が「失敗しないよう毎日学ぶこと。自信を持って試合に臨むためにも毎日練習している」などと返し、プロ野球選手としての姿勢をのぞかせた。
中学1年の比嘉麻美さん(13)は「2人も来てくれると思わなかったのでうれしかった。背が高くて身体がガッシリしていて、びっくり」と感想を語った。