プロ野球の2018年秋季キャンプがきょう2月1日からスタートした。県内ではセパ12球団中9球団がキャンプを張り、ペナントレースに備える▼このうち千葉ロッテマリーンズの石垣島キャンプはことしで11年目。昨シーズンは最下位に沈んだロッテ。ことしは昨シーズン終了後に現役を引退し、今季から指揮をとる井口資仁新監督の下、「マクレ」をチームスローガンに、ペナント奪還を目指す▼キャンプは井口監督の方針で1、2軍合同。チーム内でポジション争いの激化が予想され、各選手の意気込みも違ってきそう▼その中、地元出身の大嶺祐太・翔太兄弟も開幕1軍、そして1軍定着を目指しキャンイン。祐太は「頑張る」、翔太は「競争が一から始まる。置いていかれないよう頑張る」と決意を示す▼唯一の不安は天候。石垣島地方気象台の予報では向こう一週間は晴れ間がなし。選手たちが万全な状態でペナントレースに臨むため、グラウンドでの十分な練習は不可欠。天候の回復を願いたい▼一方、昨年ドラフト4位指名を受け、八商工から西武ライオンズ入りした平良海馬投手も初めての春季キャンプに臨む。しっかりプロの体を作り、一軍マウンドを目指してほしい。大嶺兄弟と八商工の先輩・後輩対決が実現する日を楽しみにしたい。(下野宏一)
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