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イノシシ7頭を駆除 95㌔の超大型も

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駆除したイノシシを並べる県猟友会石垣地区のメンバー=19日午後、伊原間地区内

 県猟友会石垣地区(石垣克治地区長、101人)は19日、伊原間地域の山林一帯で2017年度第1回有害鳥獣共同駆除を行い、95㌔の超大型を含むイノシシ7頭を仕留めた。伊原間以北ではイノシシの生息数の増加がみられることから、猟友会は年度内4回の共同駆除を同地域で実施する予定。イノシシ対策では、石垣島製糖が15日から捕獲に対する助成を開始しているが、猟友会では被害が出ている地域に限定するよう求めている。

 第1回共同駆除には42人が参加。午前8時半から山に入り、猟犬を使いながら猟銃による駆除を試みた。伊原間牧場内の山林で95㌔の大型を仕留めた山村勝紀さん(61)は「12年前から参加しているが、これだけの大物は初めて。犬を含めたチームワークのおかげ」と話し、約30年のベテラン安田喜禮さん(75)は「これまでは僕が駆除したものが1番大きかったが、それよりも大きいかもしれない」と目を丸くした。

 猟友会では猟期(11月15日~来年2月15日)に限らず、農家の被害申告を受けた石垣市から依頼を受けた駆除を実施しており、猟銃のほかワナも使用している。

 ことしは、イノシシ被害に悩まされているさとうきび農家の声を受け石垣島製糖が1頭の捕獲につき1万円を助成したり、農家の電気柵の購入に対して30%を補助したりするなど対策をとっている。

 石垣地区長は「農作物の被害が出ている地域を対象に助成してもらいたい。被害が出ていない地域で実施してイノシシが少なくなれば、山が荒れ生態系が崩れるため、適正頭数を保つことも必要だ。イノシシ対策は猟銃、ワナ、農家の柵設置など総合的な対策が必要になる」と話している。


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