サイクリングイベント「グレイトアース誕生10周年記念大会石垣島ライド」(同実行委員会主催)が19日、舟蔵公園を発着点に石垣島西回りの125㌔、95㌔、60㌔の3コースで行われ、島内外から362人が参加した。石垣市出身のプロロードレーサー新城幸也も125㌔に参加し、参加者とともにサイクリングを楽しんだ。
イベントは長距離サイクリングを通して、石垣島の美しい自然や環境について考えようというもので、ことしで開催10周年。新城はスタート前のセレモニーで「速く走らずに、ゆっくりと石垣島を楽しんでほしい」とあいさつ、先頭でスタートした。参加者らもマイペースで島の景観を楽しみながら快走した。
コース上には、かき氷や八重山そばなどを振る舞うエイドステーションもあり、参加者を喜ばせた。
出場2回目の仁助透さん(48)と智穂さん(50)夫妻=広島県=は「信号がなく美しい景観の中を長い距離走れるのはいい。雨が残念だったが、途中聞こえてきた虫や鳥、カエルのような鳴き声の主にも興味がわいた」と満足げ。
初出場した、初来沖の村澤龍太さん(39)=東京都=は「国内外のイベントに出ているが、この時期にこの気温で走りやすかった。雨で少し寒かったが、エイドで食べた八重山そばの味がしみた」と笑顔を見せた。
20日は西表島を走る「西表島ライド」も行われる。