石垣市制施行70周年第53回石垣島まつり2017(同実行委員会主催)は4日、新栄公園を主会場に開幕した。八重山の産業まつりも市民会館中ホールで同時開催。初日は強風に時折小雨が交じる悪条件となったが、来場者はステージと出店を楽しんだ。まつりのハイライト、市民大パレードは5日午前11時から午後3時まで、新川小学校~石垣市役所前のコースで行われる。今回は住民参加の人気投票を実施、国仲スポーツ新栄店前と市役所第2駐車場前に投票場が設けられる。
石垣島まつり会場の新栄公園と周辺には出店、おもちゃ・ゲーム、友好親善、福祉関係の各コーナーに40業者・団体がテントを連ねている。島外からは岡崎市、北上市、松阪市、稚内市、台湾・蘇澳鎮が特産品を展示販売している。福祉関係コーナーでは、県立八重山特別支援学校や各団体が丹精込めて製作・栽培した商品を並べている。
初日は午前11時50分からオープニングセレモニーがあり、大川字会旗頭・棒・獅子保存会(野原喬会長)が獅子舞を披露し、まつりの成功を祈願。実行委員会会長の中山義隆市長は「市制施行70周年を祝い、本市の活力と創造性を結集して開催される。まつりを楽しんでもらいたい」と呼び掛けた。島外参加者のうち稚内市の工藤広市長、蘇澳鎮の陳金麟鎮長が「今後も交流を充実させたい」などと交流発展を願った。
この日の舞台は一般公募8団体によるステージパフォーマンス、郷土芸能の夕べの後、石垣市出身の姉妹ユニットIRIS(イーリス)、大工哲弘・苗子さんのライブで盛り上がった。