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住民総出で結願祭 川平

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川平の棒10組ほか、「てんばぃ棒」でも迫力ある演舞を見せた=22日午後、群星御嶽

 石垣市川平の群星御嶽で22日、川平村結願祭(川平公民館主催)が行われ、太鼓や棒、獅子舞、舞踊などを奉納、住民総出で農作物の収穫に感謝し、来年の豊作と住民の健康などを祈願した。住民のほか観光客も訪れ、伝統行事に触れた。

 地区内4御嶽で神司と「ミットンウヤジュ」と呼ばれる65歳以上の人たちが3日間、神事祈願を行ってこの日の結願祭を迎えた。

 前半は境内で行われ、弥勒神を先頭に出演者全員が総踊りをしながら一周した後、太鼓、獅子、棒、獅子舞を次々と奉納した。

 川平小学校の児童38人も太鼓に参加、小1年男児の太鼓に会場から笑みがこぼれた。大男と中学生が戦う「3人棒」にはひときわ大きな拍手が送られた。

 川平の獅子は八重山最古と言われ、500年ほど前に集落の西海岸で地元漁師が見つけた大きな箱に獅子頭が入っていたという伝説が残されている。顔の横側から両手で上あごと下あごを持って口を開閉する独特な獅子舞を披露した。

 第2部では境内から舞台に会場を移し、伝統舞踊などが繰り広げられた。

 糸数靜雄館長はあいさつで「川平ではことしは幸いにも台風の直撃を免れ、適度な雨もあり、豊作が期待される。これも川平の4御嶽の神のおかげと感謝している」と述べた。


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