不法投棄を嘆き看板で警告するよりも、徹底して最終処分場やクリーンセンターの利便性を宣伝した方が投棄防止になるのではと施設を利用してみて思った▼最初は両施設の違いが分からず、燃やせる、燃やさないごみで大まかに分け軽トラに混載し最終処分場を訪ねた▼係員が親切で、入り口の計量を済ませたのち、ここは燃やさないごみと資源ごみを引き受けますと、束ねた古本、新聞紙、段ボール、扇風機、音響機器、皮革を使った安楽いす、ガラス片などを選んで下ろしてくれた▼「ただし資源ごみでも雑誌やぬらしてしまった新聞紙や段ボールはクリーンセンターへ回ってもらうこともあります。荷台の残りの生ごみや木材、衣類はクリーンセンターです。木材はくぎを抜き、せん定枝同様50㌢程度に切って持って行った方がいいですよ」とのアドバイスも▼料金は下ろした重さ分で340円。安い! そのままクリーンセンターへと思ったが、くぎ、長さの問題があるので出直すことに。「2カ所は面倒ね、家具なども粗大ごみでシールを貼って出した方が楽なのでは」と家人▼しかし、少し面倒でも分別が妖しくても、家庭で出るごみのうち回収指定品を除くほとんどを小銭で引きとってもらえるので不法投棄の負い目を感じるより断然いいと思う。(仲間清隆)
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