23日の「慰霊の日」を前に八重山高校(小成善保校長)は21日午前、体育館で、同校OBで詩人の八重洋一郎氏を講師に迎え、講演会を開いた。
八重氏は、争いに関する文学作品を紹介し、「人は昔から復讐(ふくしゅう)を美化してきた。これまで戦争を支えてきた思想や価値観を廃棄しなければ、人類は滅亡してしまう」と訴えた。
生徒を代表して文化委員長の岩本海南斗さん(2年)が「戦争は人を殺してしまう。二度と起こしてはならないもの。平和に感謝して日々生きていきたい」と述べた。
坂東康太さん(1年)は「改めて人間は昔から戦争をしてきたんだなと思った。戦争は勝っても負けても、失うものは大きい」と感想を話した。
6.23平和週間文芸作品の表彰も行われ、応募45作品の中から4部門で優秀作品が決まり、その中から知念ゆうりさん(3年)の詩が最優秀賞に選ばれた。
各部門の優秀賞は次の皆さん。
▽短歌部門=鈴木穂乃加(3年)
▽俳句部門=新城弘峰(3年)
▽詩部門=知念ゆうり(3年)
▽4コマ部門=匿名希望
▽詩部門審査員特別賞=山田昇太(3年)