八重山警察署(前田達史署長)と八重山地区防犯協会(福島英洋会長)は3日、石垣港離島ターミナル駐輪場などで自転車盗難に注意を呼び掛ける活動を行った。毎月3日の「ちゅらさん運動の日」に伴う活動。同署署員ら約15人が参加した。同ターミナル駐輪場では、同署署員が「ツー(二重)ロック」を呼び掛けるひも付きのカードを無施錠の自転車にくくりつけ、施設内の店舗ではチラシを配布して注意を促した。
同署によると、2016年5月30日現在の刑法犯認知件数は137件で前年同期より10件増加。うち、自転車盗は17件で前年同期より12件減少している。
ただ、同署は、夏場に向け被害の増加を懸念しており、盗難に遭った自転車の約7割が無施錠であることから、施錠意識の高揚につなげたい考えだ。
同署生活安全課安全なまちづくり推進係の城間建係長は「(自転車)利用者の意識を変えて1件でも多く(盗難を)減らしたい」と述べ、福島会長は「きょうのような周知活動を今後も続けていきたい」と話した。