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国内初、星空保護区認定申請へ 国立公園区域内を予定

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中山義隆市長と面談する国際ダークスカイ協会(本部・米国)のジョン・バレンタイン氏(正面右)=30日午前、庁議室

 石垣市や竹富町の星空観光を展開する有志らが行政と連携して目指している国内初の星空保護区認定の申請に向け、国際ダークスカイ協会(本部・米国)で認定制度を統括するジョン・バレンタイン氏が30日、石垣市役所で中山義隆市長と面談し、「ダークスカイを守るためのお手伝いをしたい」と協力を約束した。同協会東京支部(越智信彰支部長)によると、西表石垣国立公園の区域内を星空保護区として年度内の申請を目指す。

 保護区に認定されれば、世界の星空ファンに発信されるなど、星空観光の振興が期待されるため、2016年度施政方針で保護区認定を目指す取り組みを盛り込んでおり、中山市長はバレンタイン氏に「星空を大切にし、観光資源として生かしていきたい」と意欲を語った。

 越智支部長によると、石垣市と竹富町の国立公園内では▽世界基準をクリアする夜空の暗さ▽豊かな自然環境の存在▽人材など十分な資源ーなどの条件が整っており、「認定を目指すレベル」という。

 このため、公園内をダークスカイパークとして申請し、石垣島で公園区域から外れている地域については、将来的にダークスカイコミュニティーとして認定を目指すとしている。コミュニティーとして申請するには、光害に対して住民が理解し、光害を出さない努力が必要。石垣市内では防犯灯の発光ダイオード(LED)が課題になるという。

 バレンタイン氏は、29日に来島して小浜島で夜空を視察。「完璧な夜空だった」と絶賛した。30日は石垣島で星空の光量、人工照明の光量などを調査した。


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