県議選石垣市区(定数2)に立候補を予定している3人の政策が出そろった。砂川利勝さんは「八重山『元気』島づくり」、前津究さんは「島づくりと決意」、次呂久成崇さんは「みんなといっしょに島々・地域を元気に」のスローガンを掲げている▼3人とも支持政党、支持団体、後援会などと調整したり、住民の声を吸い上げたりして政策をまとめた。共通しているのは、よりよい島づくり、離島振興だ▼砂川さんは77項目、前津さんは42項目、次呂久さんは82項目。これが3人の選挙公約となる。日曜日の紙面で掲載するのでぜひ見てもらいたい▼ただ、石垣島への自衛隊配備計画や米軍普天間飛行場の辺野古移設、翁長県政をめぐっては保守系の砂川さん、革新系の前津さん、次呂久さんの立場に違いがあるものの、離島振興に関しては大きな違いはみられない▼記者会見で3人に「強調したい政策は何か」と同じ質問をしたところ、そろって「すべて重要な政策」との答え。どれも重要なのはもちろん理解できる。でも、すべての政策を浸透させるのはかなり難しい▼支持政党のない無党派層や政治に無関心な若年層をどう惹きつけるか。これが昨今の政治課題。これはと思う目玉政策をピックアップして独自色を打ち出してくれると、伝わりやすくなると思うのだが。(比嘉盛友)
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