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インフル、警報レベル上回る 八重山保健所管内

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インフルエンザ患者の半数が観光客などとなっている石垣市内の診療所=18日午後、宮良内科胃腸科医院

 八重山保健所管内のインフルエンザの患者数が14日までの1週間に117人(定点当たり39.00人)報告され、前週の71人から46人増加し、警報レベル(同30.00人)を上回った。石垣市内の診療所ではインフルエンザ患者の半数が島外からの観光客となっているケースもあり、八重山観光交流協会の高嶺良晴会長は「旅行客に対して、手洗いやうがいの徹底などをホテル関係や添乗員を通して呼びかけていきたい」としている。受験シーズンに入っていることから、学校側も感染予防に取り組んでいる。

 八重山保健所によると、インフルエンザの患者数は1月31日までの1週間で32人(同10.67人)報告され、注意報の基準値(同10.00人)を超え、その翌週は71人(同23.67人)となり、2週連続で注意報レベルを上回っていた。

 14日までの1週間の患者数を年齢別でみると、5~9歳が46人と最多で、次いで10~14歳の22人、0~4歳の17人となっており、14歳以下が72.6%を占めた。

 1月末から2月の中旬にかけて、マラソン大会やプロ野球キャンプ、学習発表会など人の集まるイベントが相次いだことが感染拡大の一因になったのではないかとみられている。

 石垣市教育委員会によると、12日に市内の小学校2学年の1クラス(児童数24人)で5人がインフルエンザで欠席し、学級閉鎖となttが、15日に解除された。

 石垣市新川の宮良内科胃腸科医院(宮良善雄院長)では2月に入ってからインフルエンザの患者が増加し、1日から18日午後5時現在までに40人が受診。その約半数が島外からの旅行者などで、千葉ロッテマリーンズのキャンプで来島した人もいるという。

 宮良院長は「本土で感染して石垣に来て発症した人が多いようだ。旅行を楽しみたい気持ちは分かるが、感染を拡大させないためにも熱が下がっても安静にしていてほしい」と話す。

 3月の高校入試を控え、市内の中学校では生徒に手洗いやうがいなどを呼びかけるとともに、教室の換気を徹底、朝のホームルームで頭痛や発熱などの有無を確認する健康チェックを実施して感染予防に取り組むところもある。

 同保健所では、インフルエンザに感染した場合、▽かかりつけ医師への相談・受診▽感染を拡大させないために会社や学校を休み、安静にするーなどの対応を呼び掛けている。


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