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住民が生態と対策を学ぶ 西表に侵入シロアゴガエル

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人為的なミスで持ち込まれた外来生物がこうむる悲劇をコミカルに演じた「シロアゴバスターズ」のメンバー=10日、上原多目的集会施設

 【西表】環境省那覇自然環境事務所は10日、上原多目的集会施設で特定外来生物をテーマにした講演会を開き、八重山高校の藤本治彦教諭が昨年8月に西表島への侵入が確認されたシロアゴガエルの生態や対策を紹介し、参加者は鳴き声を在来種のカエルと聞き比べるなどした。

 地域住民や自然ガイドらが多数参加。西表野生生物保護センターの相原百合自然保護官はシロアゴガエル対策について「侵入初期の対策が大切。シロアゴガエルの成体や卵を見つけたり、鳴き声を聞いたりしたら、西表野生生物保護センターに連絡してほしい」と呼びかけた。

 シロアゴガエルの実物や卵塊も紹介され、「『ギーッ』という特徴的な声と、農道脇の沈砂池に集まることが分かった。注意したい」と話す人もいた。

 シロアゴガエル捕獲に取り組む「シロアゴバスターズ」のメンバーは、手作りのパペット(人形)を使い、西表島にもともと住んでいる生き物を守る必要性や、人為的なミスで持ち込まれた外来生物がこうむる悲劇をコミカルに演じた。

(西部通信員)


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